昔は何でも特別だったのに 日常

明里と貴樹は、絵が大好きな子供で大人になっても絵を一緒に描こうと話していた しかし、それは不可能で社会人になった貴樹は普通のサラリーマンとして毎日仕事に追われていた
遠野貴樹 12 0 0 04/05
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第一稿

小学生編

小学生の貴樹と明里が2人で下校しながら絵について話しているシーンから始まる
(明里)貴樹くんは本当に絵が上手いなぁ
(貴樹)そう?明里も上手いよ!
(明里)ふ ...続きを読む
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小学生編

小学生の貴樹と明里が2人で下校しながら絵について話しているシーンから始まる
(明里)貴樹くんは本当に絵が上手いなぁ
(貴樹)そう?明里も上手いよ!
(明里)ふふ、ありがとう。貴樹くん、大人になっても一緒に絵を描いていようね
(貴樹)もちろん!

中学生編

明里は教室で1人で絵を描いている。
(明里)今日も貴樹くんは来ないかと少し寂しそうな明里。
貴樹はだんだん絵を描かなくなり、2人でいつも待ち合わせて絵を描いていた教室にも来なくなっていた。だけど、明里には理由が分からなかった
明里は心配して貴樹に絵を描こうと言ってみるけど貴樹は忙しいからと言って断っていた。
それでも誘い続けていたが貴樹にもう誘わないで欲しいと強い口調で言われそれ以来誘わなくなった。

そして、そのまま時は流れ明里は絵の大学へ、貴樹は他府県の有名大学に進学した

社会人偏
大人になり、貴樹は普通のサラリーマンとして働いていた。結婚をして子供もでき、幸せだった。
だけど、いつも何か足りないような気がしていた
ふと、テレビをつける。すると大人になった明里が画家としてデビューしていて、明里の描いた絵がテレビに映っていた。明里はとても幸せそうだった。
そのテレビを見て、貴樹は昔の出来事を思い出す
明里にもう誘わないでと言ったあと、貴樹は1人で歩きながら思い出していた。
幼い頃は絵で賞を取ったことを自慢し、自分は将来画家になると言うと母親はきっと慣れるよと応援してくれた。だけど、大人になるにつれてだんだん母は勉強しなさいと言うようになり、絵の賞を取っても褒めてくれなくなった
そして絵を描くことをやめ、そのまま大人になった。家族を養うため毎日仕事に追われる日々だったが、愛する家族といる日々は幸せだった。
だけど、いつも何かが足りないような気がしていた。
そしてテレビに出ている明里の幸せそうな顔を見て貴樹は気付く、ずっと当たり前だと思っていた。大人になれば誰でも普通に働き家族を養うそれが当たり前だからと。だけど、本当は自分も明里と...
そこで横から妻がどうしたのと笑いかける、
貴樹は一瞬寂しそうな顔をするが、にっこりと笑い、この人は昔の親友何だと言う。妻と娘がすごーいと笑う、その2人の笑顔を見て、自分は娘に夢を全力で追わせようと思い、静かにテレビを消した

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