カモナシェアハウス 最終週「おかえり…ただいま…」#53 ドラマ

前回のお話です。 https://film-buyer.jp/scenarios/3016
あゆむ。 8 0 0 03/26
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第一稿

〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・古川紘
・長谷川なつき
・聖川琉華
・風祭時生
・ツバサ

〇『ブルースカイ』・中( ...続きを読む
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〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・古川紘
・長谷川なつき
・聖川琉華
・風祭時生
・ツバサ

〇『ブルースカイ』・中(夜)
   千秋が泣いている。
千秋「良いわけ、ないって言ってんの。俺だって、やっと宗ちゃんと付
 き合う事が出来たし、これからもずっと一緒に居られるって思った。
 でも…」    
ツバサ「でも?」
千秋「宗ちゃんの夢…壊すわけにいかないでしょ?俺が我儘言って宗
 ちゃんの夢壊すわけにはいかないだろ」
   千秋が泣いている。
ツバサ「やっと言えたじゃん」
千秋「…」
ツバサ「やっと、本音言えたじゃない」
千秋「え…」
紘「やっぱりちーちゃん…本当は宗ちゃん辞めさせたくなかったんだ
 ね」
千秋「宗ちゃん、前にいつかシェフの力をもっと極めて自分の店持ち
 たいとか言ってたから…そのチャンスが今やってきてるのに…俺が
 それを引き留める権利なんてないって思ったから。でもまさかシェ
 アハウスまで、出て行く事決めてたなんて思ってなかった」
なつき「ちーちゃん…」
ツバサ「自分で蒔いた種でしょ…」
千秋「え?」
ツバサ「そんな理由も言わずに、急に辞めさせるような事言ってフィ
 ロメーナに行けって言われたら宗ちゃんだってわけわかんないでし
 ょうよ」
千秋「だから、それは」
ツバサ「んなの奇麗事でしょうが!」
   店内が静まり返る。
ツバサ「千秋がちゃんと言わないから結局、二人とも険悪なままにな
 って、宗ちゃんはシェアハウス出て行くって言ってるんでしょ?
 ねぇ、本当にこれでいいの?このままシェアハウス出て行ったら
 宗ちゃんもう帰ってこないわよ」
なつき「ちーちゃん。ちゃんと話そう?ちーちゃんの気持ち、ちゃ
 んと伝えたら宗ちゃんもまた考えてくれるかもしれないじゃん」
ツバサ「思ってる事はね。ちゃんと相手に伝えないと…残るの…後悔
 だけなんだからね」
千秋「もぅ遅いかもしれない…俺があんな事言ったから」
ツバサ「遅いかどうか言ってみないと分かんないでしょ?なつきも
 う今日は上がっていいから紘と一緒に千秋連れて帰りなさい」

〇道(夜)
   家に帰る途中の千秋、なつき、紘。
千秋「二人共…ごめんね」
紘「んな事気にしなくていいから」
なつき「そうそう。ちーちゃんは家に戻ったら宗ちゃんとちゃんと話し
 て、仲直りしなきゃね」
千秋「うん」

〇シェアハウス・中・玄関(夜)
   千秋達が帰ってくる。
千秋「ただいま」
   琉華と七緒が来る。
琉華「おぅ、千秋どこ行ってたんだよ」
千秋「ちょっと、紘となっちゃんとブルースカイに」
琉華「何吞気に飲んでたんだよ」
紘「いや、飲んでた訳じゃないけど」
琉華「宗介…もう荷物纏めてるぞ…」
なつき「え?」
七緒「今日中に荷物纏めて、明日の朝に出て行くそうです」
なつき「そんな急な…ちーちゃん!」
千秋「え…」
なつき「早く宗ちゃんの部屋行って」

〇同・同・二階・宗介の部屋・中(夜)
   宗介が荷物を纏めながら段ボール箱に入れている。
   ドアノックの音。
宗介「はい」
   ドアを開け千秋が入ってくる。
宗介「おぉ…」
千秋「何してるの?」
宗介「何って…荷物纏めてんだよ」
千秋「…」
宗介「俺、ここ出ていく事にしたから」
千秋「…」
宗介「風祭さんが、従業員用の寮を用意してくれたんだ。だからそこに
 行く」
千秋「宗ちゃん。あの…」
宗介「後さぁ、俺達もう別れよう」
   ショックで言葉が出てこない千秋。
宗介「その方がお互いにいいだろ…俺はここ出て行って店も辞めるし、
 もう会う事も無くなると思うし」 
千秋「宗ちゃん、あのね…」
宗介「もう決めた事だから。明日皆にはちゃんと挨拶していくし、店の
 皆にも挨拶はしていくからそこは心配しないでくれ」
千秋「分かった」
宗介「千秋」
千秋「?」
宗介「今まで、世話になったな。ありがとう」
   千秋は泣きそうになるのを堪え、頷いてそのまま部屋を出て行
   く。
宗介「これで、いいんだよな…」

〇同・中・一階・千秋の部屋(夜)
   千秋が入ってくる。
   ベッドに座り肩を落とす千秋。
千秋M「やっぱり…言えなかった…」
   涙が込み上げてくる千秋。
   枕に顔を伏せ号泣する千秋。
   F.O

〇同・同・玄関・中(朝)
   二階から荷物を抱えて宗介が降りてくる。
   リビングから千秋達が来る。
宗介「おぅ、皆おはよう」
紘「おはよう」
なつき「おは…よう」
琉華「おはよ…ってかこの荷物」
宗介「明け方までかかったけど、何とかこれで荷物は纏める事が出来
 た。紘もなつきもうるさくして眠れなかったかもな。ごめんな」
紘「いや、そんな事ないけど」
なつき「ほんと、出てくんだね」
七緒「千秋さん」
千秋「ん?」
七緒「いいんですか?これで」
千秋「…」
宗介「今まで皆には世話になった。ほんとありがとう」
   誰も何も答えない。
宗介「何も反応がないと、困るんだけど…店も新しいとこで心機一転
 頑張るわ」
千秋「なんか急な展開になったから、本当は送別会とかしてあげたい
 んだけど、予定つけられなくてごめんね」
宗介「いや、いいよ。今日は風祭さんに部屋案内してもらってこの荷
 物片づけるから」
千秋「うん」
宗介「店の皆にはまた後で挨拶行くから…まぁ、もう会えないって訳
 でもないし良かったら店にも来てくれよな」
   琉華が何か言おうとするが千秋が制する。
宗介「それじゃ。ほんとありがとう」
   礼をしてリビングを出て行く宗介。
紘「なんか呆気なく出て行っちゃったなあ」
琉華「おい、千秋!何で、引き留めねぇんだよ」
千秋「もぅいいの。宗ちゃんの事は」
琉華「もういいって…」
千秋「いや、もう本当にいいから。もう宗ちゃんの話は無しね。宗ち
 ゃんは料理の実力ある人だから、ウチの店じゃなくて先の見込める
 店に行ってもらって夢を叶えて欲しいだけだから」
琉華「千秋がそれでいいなら、もういいけどさ…何か、納得できねぇ
 な。こういうの」

〇『PART7』・中・ホール(夜)
   宗介が千秋達に挨拶をしている。
宗介「急な話になって申し訳ないけど…皆にはお世話になりました」
雄太「本当に急ですね…」
宗介「向こうも早く来てほしがってるみたいだからさ」
一樹「残念ですね…」
亮「新しい店でも、活躍できるように祈ってるよ」
   亮が手を差し出し宗介が握手をする。
宗介「ありがとうございます(手を離し)それじゃ」
   礼をして、出て行く宗介を見送っている千秋。
   ドアが閉まると同時に暗転。

〇フィロメーナ・中・ホール
   宗介が風祭に連れられ店内を見て回っている。
風祭「どうでしょう?こんな感じになりますが」
宗介「ありがとうございます。とてもいい雰囲気の下で働く事が出来
 そうです」
風祭「そう言って頂けるとこちらとしても、とても有難いです」
宗介「いい仕事をして恩返しできればと思ってます」
   店内にツバサが入ってくる。
ツバサ「どーもー」
風祭「お客様。申し訳ありません。まだ準備中なのですが」
ツバサ「あら、ごめんなさぁい。ちょっとこの彼氏に用事がありまし
 てぇ」
風祭「櫻庭さん、お知り合いですか?」
宗介「(戸惑って)ま、まぁ…」
ツバサ「ちょっと彼を借りてもよろしいですか?」
   宗介がツバサのとこへ行く。
宗介「ちょっと、何でここに来てるんですか」
ツバサ「宗ちゃんに話があるからわざわざ出向いたのよぉ」
宗介「俺、これから仕事なんですよ。話はまた別の日に」
   ツバサが宗介の手首をグッと掴む。
ツバサ「(男の声で)ちょっと話があるって言ってんだろ」
宗介「え…」
ツバサ「ちょっと、面貸せよ」
   ツバサに言われてたじろぐ宗介。

〇同・路地裏
   宗介とツバサ。
宗介「それで、話ってなんすか?あんまり時間ないんですけど」
ツバサ「ねぇ、宗ちゃん、本当に千秋と別れたの?」
宗介「ま、まぁ…」
ツバサ「何で、そんな事に」
宗介「って、俺に聞かなくても、もう千秋とかに聞いてるでしょ」
ツバサ「まぁ、聞いてる事は聞いてるけど、でも宗ちゃんの言い分も聞
 いてみないと分からないじゃない。千秋、変に頑固だから両方の言い
 分聞いてみないとって思って」
宗介「急にPART7クビになって、丁度ここの店に引き抜きの話貰っ
 てたからそこに行ってくれって言うだけで。俺は辞める気なかったか
 ら理由聞きたいのに話してくれないし、俺には何が何だか分からなく
 て…」
ツバサ「うん…」
宗介「千秋の考えてる事が分からなくなって…だったら、もう別れた方
 が良いんじゃないかって。これ以上千秋の事分からないまま付き合い
 たくもないし。それにやっぱ俺が男と付き合うなんて無理だったのか
 なって」
ツバサ「千秋、ちゃんと宗ちゃんの事考えての行動だったんだよ」
宗介「え?」
ツバサ「でも、それはちゃんと宗ちゃんに伝えきれてないし、宗ちゃん
 も千秋の事もっと理解しようとしなかった…」
宗介「そんな事…ないだろ」
ツバサ「そんな事あるから、こうなってんでしょうが。あのねもう一度
 二人で話し合いなさい。ぶつかって喧嘩になってもいいから。その上
 でやっぱり別れるって事になるのならそれは仕方ないけど…二人とも
 まだ決断が早すぎるから。もう一度話し合いなさいって」
宗介「…」
ツバサ「きっと、千秋…別れたいなんて思ってないと思うよ。宗ちゃん
 だってそうでしょ?」
宗介「…」

〇『PART7』・中・ホール(夜)
   閉店し、店を出る準備をしている千秋。
   ホールの電気を消そうとした時にドアが開き、宗介が入ってく
   る。
   千秋が振り返り宗介を見て驚く。
千秋「宗…ちゃん」
宗介「よぉ…」
千秋「どしたの?」
宗介「いや、あのさ…」
千秋「ん?」
   なかなか言い出せない宗介。
千秋「取り合えず座ったら?何か飲む?」
宗介「いや、大丈夫」
   椅子に座る宗介と千秋。
宗介「もう一度さ、ちゃんと話がしたくて… 」
千秋「…」
宗介「俺もちゃんと話をするから。千秋もちゃんと素直な気持ち話し
 てくれないか?」
千秋「(頷いて)分かった」

続。

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