カモナシェアハウス 第六週「ここからがスタートです」#26 ドラマ

前回のお話です。 https://film-buyer.jp/scenarios/2907 第六週「ここからがスタートです」 酔った勢いでキスをしてしまった宗介と千秋。 このまま二人は付き合う事になるのか? そして千秋の前に昔の男が現れる。
あゆむ。 49 0 0 02/17
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第一稿

〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・涼風アキラ
・皇潤(24)琉華の同僚ホスト
・長谷川なつき
・聖川琉華
・竹野内亮
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〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・涼風アキラ
・皇潤(24)琉華の同僚ホスト
・長谷川なつき
・聖川琉華
・竹野内亮
・乾椿
.
〇シェアハウス・リビング(夜)
   酔っぱらっている宗介と千秋。
宗介「なぁ、千秋」
千秋「…」
   宗介が千秋にキスをする。
   宗介が唇を離し千秋を見る。
   もう一度キスをする宗介と千秋。
   今度は舌も絡ませて。
   お互いの唇から離れる宗介と千秋。
宗介「…」
千秋「…」
   大笑いする宗介と千秋。
千秋「キスしちゃったし!」
宗介「やべー!男とキスしたし!!!!」
   笑っている宗介と千秋。
   暗転。
   × × ×(日替わり)
   無理な体制で寝ている宗介と千秋。
   千秋が寝ぼけて宗介の顔を叩く。
宗介「イテ…」
   目を覚ます宗介。
宗介「あっ、首…寝違えた」
   首を傾かせたまま起きる宗介が幸せそうに寝ている千秋を見る。
宗介「一緒にここで寝てたのか…ってか俺、誰かとキスしたような…」
   千秋を見る宗介。
宗介「え…まさか…」
   目を覚ます千秋。
千秋「(伸びをして)あぁ宗ちゃん。おはよー」
宗介「お、おはよ…」
千秋「あぁ、頭痛い…二日酔いだなあ。宗ちゃんは大丈夫?」
宗介「いや、それに加えて寝違えた」
   首を押さえる宗介。
千秋「そう言えば俺もちょっと…」
宗介「なぁ千秋」
千秋「ん?」
宗介「俺さぁ、千秋に…」
   なつきが来る。
なつき「おはよー。あぁやっぱ、二人ともここで寝てたんだね…」
千秋「おはよー。酔ってここで寝ちゃってた(笑う)なっちゃん達は自
 分の部屋に戻ったの?」
なつき「うん。もうお開きにしようかって言うのにさぁ、二人共盛り上
 がっちゃって」
宗介「お、俺もか?」
なつき「そうだよ!主役の僕よりも、盛り上がってた!」
宗介「マジか…」
なつき「琉華ですら呆れてたんだから、もう皆放っておこうってなった
 の」
宗介「なんか、悪かったな…」
なつき「別にいいけどさあ…今日は二人共どうするの?」
千秋「お店休みだから、部屋戻ってもう少し寝るかなあ…」
宗介「俺も部屋で、もう少し休む」
   錆びたロボットのように歩いて行く宗介。
なつき「宗ちゃん、どしたの?」
宗介「全身筋肉痛…首も寝違えたし」
なつき「あら…ウケる」
宗介「笑うな」

〇同・廊下(朝)
   首を押さえながら宗介が来る。
   階段にシップを持って座っている七緒。
宗介「ひぃぃっ!」
七緒「もうそろそろ慣れた方がよろしいかと」
宗介「うるせぇな。んな事慣れたかねぇよ」
七緒「これ、貼って下さい」
   シップを宗介に渡す七緒。
七緒「寝違えた時にはシップを張るのが一番です」
   シップを受け取る宗介。
宗介「お、おぅ…サンキュ」
七緒「ゆっくり休んで下さい」

〇同・リビング(朝)
   七緒が来る。
千秋「あぁ、七ちゃんおはよう」
七緒「おはようございます」
千秋「昨日は皆で盛り上がって楽しかったねー」
七緒「はい」
なつき「ちーちゃんは特に盛り上がってたみたいだけどねえ」
千秋「え?」
なつき「惚けちゃってー」
千秋「別に…」
   含み笑いをする七緒。
なつき「あのねぇ、もう知ってるからね。ちーちゃんが宗ちゃんの事好
 きな事」
千秋「!」
七緒「私も気付いてました…」
千秋「あぁ…」
なつき「折角ちーちゃんが好きになった人だし、応援してあげたいんだ
 けどさ…宗ちゃんノンケでしょ?」
千秋「まぁね…もう二人にも分かってるって事は紘や琉華も」
七緒「紘さんは知ってますけど琉華さんも…多分知ってます」
   溜息を付く千秋。
千秋「でもさぁ…昨日」
なつき「うん」
千秋「キスしちゃったんだよね…」
七緒「キ、キス?誰と?!」
千秋「誰とって…宗ちゃんと。しかも宗ちゃんからキスしてきたんだけ
 ど…」
なつき「えー!!!」
七緒「これはまた意外な展開に…」
千秋「でも、きっと酔った上での事なんだろうけどさあ…なんかモヤモ
 ヤしちゃう」
   また、溜息を付く千秋。

〇同・玄関(夜)
   スーツを着た琉華が部屋から出てくる
   二階から下りてくる宗介。
宗介「おぅ、今から仕事?」
琉華「あぁ。今日仕事終わったら、月の売り上げ発表があるから、今夜
 は最終追い込み」
宗介「そっか」
琉華「昨日、結構飲んでたけど大丈夫だった?」
宗介「飲んでたって、琉華が飲ませたのが発端だろ」
琉華「(笑って)まぁな」
宗介「一日二日酔いで、ずっと寝てた。もう酒は飲まないからな」
琉華「いい飲みっぷりだったのに」
宗介「でも、琉華はすげぇな。毎日毎日お酒飲んで、よく身体壊さない
 よな」
琉華「それが、仕事だからな。それに、ナンバーワンになって手に入れ
 たいものもあるし…あっいけね。遅刻する」
宗介「あぁごめん」
琉華「じゃ、行ってくる」
宗介「おぅ」

〇ホストクラブ・『STARLIGHT』・ 外観(夜)

〇同・中(夜)
   接客しているホスト達。
   琉華の席の前に後輩ホスト達がシャンパンタワーのグラスを台に
   乗せて持ってくる。
琉華「おぉ!来た来た!」
   客の女に肩を回す琉華。
琉華「(耳元で)俺の為に、ありがとう」
   アキラ達が両手にシャンパンを持ってくる。
アキラ「こちらのお姫様から、琉華さんへシャンパン頂きましたー
 !!」
   ホスト達が盛り上げながら拍手をする。
琉華「あざーっす!あざーっす!」
   客に肩を回しキスをする琉華。
   ホスト達がシャンパンタワーのグラスにシャンパンを注いでい
   く。
琉華「一緒に注ごうよ!」
   客と立ち上がり、頂上からシャンパンを注いでいく琉華。
   離れた所で琉華を見ている椿。
   アキラが来る。
アキラ「琉華。今のシャンパンでもう直ぐトップになりますよ?い
 いんですか?」
椿「…」
   × × ×(時間経過・営業後)
   琉華達ホストが集まっている。
   椿が来ると、皆立ち上がり挨拶をする
椿「お疲れ様。皆座っていいよ…今日の締め日皆お疲れ様。早速だけ
 ど売り上げ結果出たからお知らせします」
   息を飲む琉華。
椿「三位から。皇潤(すめらぎじゅん)」
潤「はい」
   立ち上がり、給料をもらいに行く皇潤(24)
椿「じゃ続いて二位…聖川琉華」
琉華「ちっ…」      
   立ち上がり、椿の所へ行き給料袋を貰う琉華。
   琉華と椿の視線が絡みあう。
椿「お疲れ様」
琉華「あざっす…」
   席に戻る琉華。

〇同・事務所・中(朝)
   椿が帰り支度をしている。
   ドアノックの音。
椿「はい」
   ドアを開け、琉華が入ってくる。
椿「何だ、まだ居たのか」
   椿に抱き着く琉華。
椿「おい…」
琉華「今月もダメった…」
   優しく琉華の腰に手を回す椿。
琉華「二位ってめっちゃ悔しい…後一歩だったのに」
椿「でも、ランキングは着々とあげてるじゃないか」
琉華「そうだけど…」
椿「ここまで来たんだから、あと一歩だろ。また来月頑張れ。じゃそろ
 そろ…」
   琉華から離れようとする椿だが、琉華が離さない。
琉華「もう少し、このままで…」
   琉華の手をゆっくりと解く椿。
椿「俺、これから行く所があるから」
琉華「え?飯でも一緒に行けたらって思ったのに」
椿「悪い。別件で用があってな」
琉華「とか、言って違う男の所とかじゃないよね?」
椿「んな、暇ないよ。いくつも会社経営してたら、あっちこっちで呼ば
 れて体いくつあっても足りないよ」
琉華「…」
椿「また今度飯に行こう。今日はゆっくり休めよ。シャンパン結構飲ん
 でただろ?」
琉華「はい」

〇同・前
   アキラが二人の会話聞いている

〇『PART7』・中・厨房
   宗介達が仕込みの準備をしている。
   ホールでセッティングを済ませた雄太と一樹が厨房に来る。
   溜息を付いている宗介。
雄太「なぁ、宗介さんなんかおかしくねぇか?」
一樹「確かに…店来てから溜息ばっかついてるし…」
雄太「何があったんだろ…もしかして恋かなあ?」
一樹「えぇ?それは無いだろう…」
雄太「何で?」
一樹「だって、恋愛とは縁遠そうだし…」
雄太「おい、そんな事…(笑う)言うなよ。失礼だろ!(笑う)」
一樹「笑ってる雄太も十分失礼だぞ」
   ドレッシングを作ってる宗介が調合を間違えてボウルに移しこ
   んでいるのを亮が見る。
亮「ちょっと宗ちゃん!」
宗介「え?」
亮「これ、混ぜちゃいけないやつだよ…?」
宗介「あ…」
   溜息を付く宗介。
宗介「すみません…」
亮「どしたの?何か今日変だけど」
宗介「すみません。すぐ作り直しますから」
   宗介を心配そうに見ている千秋だが、千秋も包丁で指を切る。
千秋「痛っ!」
雄太「千秋さん!」
一樹「大丈夫ですか?」
千秋「あぁ、大丈夫。これくらい」
   棚から救急箱を出して消毒液を出す千秋。
一樹「俺、やりますよ」
   一樹が消毒液をティッシュに含み千秋の傷口に当てる一樹。
千秋「痛い」
一樹「大丈夫ですか?」
千秋「うん」
亮「ちょっと、二人ともどうしたんですか?普段しないようなミス
 しちゃって」
   宗介と千秋が見合って、溜息を付く。
亮「え?やっぱ、何かあったの?」

続。

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