カモナシェアハウス 第二週「新しい職場もゲイばかり」#09 ドラマ

前回のお話です。 https://film-buyer.jp/scenarios/2854
あゆむ。 28 0 0 01/23
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第一稿

〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・古川紘
・長谷川なつき
・荒木修也(23)ブルースカイ従業員
・三柴雄太
・松本一樹
・聖川琉華
・竹野内亮
・ツバサ
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〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・古川紘
・長谷川なつき
・荒木修也(23)ブルースカイ従業員
・三柴雄太
・松本一樹
・聖川琉華
・竹野内亮
・ツバサ
・乾椿

〇道(朝)
   機嫌のいい琉華の朝帰り。
琉華「あぁ…」

〇琉華の回想・二丁目のバー・中(夜)
   琉華と椿が楽しそうにお酒を飲みながら話をしている。

〇同・タクシー・中(夜)
   琉華と椿が、後部座席で手を絡ませて見つめ合いキスをする。
   暗転。

〇回想戻り・道(朝)
琉華「あぁ、最高だったなあ…」
   笑みが零れてしまう琉華。
男の声「何、朝からニヤニヤしてるの?」
   顔を上げるとなつきが二日酔いで辛そうな顔をして立っている。
琉華「なつき…どしたんだよ」
なつき「ブルースカイで仕事だったの。今帰り。琉華も?」
琉華「あぁ」
なつき「だから、何ニヤニヤしてたの?」
琉華「まぁ、ちょっとな」
なつき「ちょっと、何よー」
琉華「いいお客さんが付いてくれて売り上げが上がったからな」
なつき「ふぅん」
琉華「聞いといてそれかよ。ってかなつきの方は顔死んでるな」
なつき「もう、皆飲むんだもん。そうそう昨日宗ちゃん遂に二丁目デビ
 ューしたんだよ」
琉華「ブルースカイで飲んだのか?」
なつき「そう。ちーちゃんとPART7の皆も。宗ちゃんの歓迎会で」
琉華「そっか…俺、最近二丁目行ってないから今度行ってみようかな。
 宗介でもまた連れて」
なつき「来て来てー。たまにはこっちにも売り上げ協力してよねー」
琉華「分かったって!あぁでも今日はほんと気持ちいいなあ。走って
 帰ろうぜ」
    なつきを置いて走って先に行く琉華
なつき「やっぱ何かあったのかなあ…七ちゃんなら分かるかな」  

〇シェアハウス・千秋の部屋・前(朝)
   宗介が千秋の部屋をノックしている。
宗介「おーい!生きてるのか?もう朝だぞ?」
   強めにドアノックをする千秋。
宗介「(溜息)もぅ、知らねぇぞ」
   ドアが開き、宗介の背後から抱きしめるように起きてくる千
   秋。
宗介「うわぁ、何だよ!」
千秋「宗ちゃん、もぅダメ」
宗介「調子乗って飲みすぎるからだろ!ってか離せよ!」
千秋「もぅ、ダメだって…」
宗介「分かったから離せって!」
  
〇同・リビング(朝)
   琉華となつきが帰ってくる。
琉華「ただいまー!」
宗介「お帰り」
琉華「おぅ、宗介!」
宗介「なんだヤケに元気いいな。仕事終わりなのに」
なつき「太客が付いたみたいで売り上げが相当よかったみたいなんだ
 って」
琉華「朝飯食ってるのか?宗介、俺のもいい?」
宗介「おぅ。なつきは?」
なつき「食欲ないけど…折角だから少しだけ」
   立ち上がり、琉華の食事の用意をする宗介。
   千秋が死んだような顔でご飯を少しずつ食べている。
琉華「千秋ぃ。昨日ブルースカイで宗介の歓迎会したんだって。それ
 で飲みすぎちゃったらしいな」
千秋「もぅ、琉華。うるさい」
琉華「うるさいって何だよ」
千秋「朝からそんな大きい声で、頭に響く」
琉華「二日酔いだろ?あんまり飲める方じゃねぇのに調子こいて飲ん
 だんだろ?」
   宗介がご飯などを乗せたトレーを持ち琉華の前にご飯や味噌汁
   を置いていく。
琉華「おっ、いいねぇ久しぶりの和食だ。頂きます」
宗介「何だ、千秋あんまり飲める方じゃないのか?」
千秋「まぁね…でも、宗ちゃんの歓迎会だったし、店の皆とも仲良く
 やっていけそうだったからつい…」
琉華「宗介も結構飲んだのか?」
宗介「少しだけな。俺元々そんなに酒強くねぇから」
琉華「あぁ、美味ぇな。宗介、いい奥さんなれるぞ」
宗介「何で奥さんなんだよ!今日俺仕事だけど、皆はどうすんだ?」
千秋「ごめん。今日は寝てる…連絡事項は亮さんにメールしとくか
 ら」
なつき「僕も」
琉華「俺も、シャワー浴びて寝る」
宗介「何だよ。皆寝るのかよ…紘はもう先に仕事出たし、セブン鍵かか
 ってて居るのか居ねぇのか分かんねぇし…一緒に暮らしてるけどほん
 と皆自由だな」
琉華「それが、ここで暮らす最大のメリットだからなぁ」
宗介「じゃあ、俺出掛けるから。後片づけ位しといてくれよ」
千秋「分かった。行ってらっしゃい」

〇同・浴室(朝)
   シャワーで髪を洗っている琉華。
   手を止め、椿とのキスを思い出す琉華
琉華「早くナンバー1になりてぇな…」
   下半身を見る琉華。
琉華「やべっ…」

〇同・千秋の部屋・中(朝)
   ベッドで横になっている千秋。
千秋「あの時…」
   
〇フラッシュ
   千秋が酔って寝ているのを宗介が顔を近づけてくる。

〇フラッシュ戻り
   千秋の溜息。
千秋「キスしてくれると思ったのになあ…んな訳ないか…寝よ…」

〇『PART7』・外観

〇同・中
   宗介が入ってくる。
宗介「おはようございます」
   雄太と一樹が開店準備をしている。
一樹「うっす」
雄太「おはようございます」
宗介「おはよう。二人共、二日酔い大丈夫だった?」
一樹「俺、結構酒強いんで大丈夫っす」
雄太「僕も、帰って寝て起きたら、そこまでお酒残ってなかったです」
宗介「二人とも若いな…」
一樹「宗介さんは大丈夫だったんですか?」
宗介「俺、そこまで飲んでなかったから…でも、千秋が」
雄太「あぁ、千秋さんお酒あんまり強くないですもんね」
宗介「今日は一日寝てるって、呑気でいいよなぁオーナーって…あっ亮
 さんは?」
一樹「厨房で、仕込みしてますよ」
宗介「じゃ、俺も手伝ってくる」

〇同・厨房
   亮が料理の仕込みをしている。
   宗介が来て
宗介「おはようございます」
亮「あぁ、おはよう」
宗介M「え?普通…いつもの亮さん?じゃあ昨日のって…」
亮「潰れたオーナー連れて帰るの大変だっただろ?」
宗介「ま、まぁ…亮さんは大丈夫でした?」
亮「あぁ、朝結構二日酔いだったんだけどなぁ…彼が蜆の味噌汁とトマ
 トサラダ用意してくれて食べたら今はもう完治」
宗介「だったら、良かったです」
亮「オーナー潰れたまま?」
宗介「はい。朝飯は食いましたけど今日は一日寝てるって言ってまし
 た」
亮「ハハハ。オーナーも毎日結構大変なんだよな。たまにはハメ外した
 くなる時もあるだろう」
   宗介、服を着替え野菜を洗い出す。
宗介「でも、こっちはホント疲れましたよ…」
亮「まぁ、俺に免じて許してやってくれよ」
宗介「はぁ…」
亮「じゃあ、今日もよろしくな!」
宗介「はい!」
宗介M「本当に昨日の亮さんと同じ人物なのかよ…」

〇『ゴールドラッシュジム』・中(夕)
   ランニングマシーンを使って走っている紘。
   アラーム音が鳴り、マシーンを止め、首にかけてたタオルで汗を
   拭う紘。

〇同・更衣室・中(夕)
   着替え終えロッカーを閉める紘。
紘「あ…」
   リュックの中からスマホを出し、メールチェックをする紘。
紘「あぁ…」
   溜息を付き、女性から届いていたメールを削除する紘。

〇『ブルースカイ』・中(夜)
   ツバサとなつき、バイトの荒木修也(23)がそれぞれ接客をして
   いる。
ツバサ「いらっしゃいませー」
   紘が入ってくる。
ツバサ「あら紘。久しぶりね」
紘「久しぶりです」
   席に着く紘。
なつき「紘ー、どしたの?」
紘「どしたのって、たまには飲むのもいいかなって」
なつき「今日、仕事だっけ?」
紘「いや、さっきまでジム行ってきた」
ツバサ「前にも増して、ムキムキになったんじゃない?ちょっとその
 筋肉触らせてほしいわぁ」
なつき「ちょっと、ママ」
ツバサ「何よ、冗談じゃない(笑う)ビールでいい?」
紘「お願いします」
なつき「体絞ってる時に、お酒飲んだりしてたら意味ないんじゃな
 い?」
紘「まぁね…でも、たまにさ。飲みたい時だってあるんだよ」
なつき「何かあったの?」
紘「うーん…別に何も…」
ツバサ「はいビール」
   紘にビールを渡すツバサ。
紘「ども」
   一気にビールを飲んでいく紘になつきは心配そうに見ている。

〇シェアハウス・キッチン(夜)
   宗介が晩御飯を作っている。
   千秋が来る。
千秋「宗ちゃん」
宗介「あ、起きたのか?ってか今まで寝てたのかよ」
千秋「みたいだね…あぁもう夜だし」
   伸びをする千秋。
宗介「それだけ、寝たのならもう二日酔いも吹き飛んでるだろうな」
千秋「みたいだねえ。何晩御飯?」
宗介「あぁ。今日、店ちょっと混んでたし、誰かのせいで疲れが全然取
 れないからカレーにした」
千秋「あぁ、いい匂い」
宗介「食うか?」
千秋「うん」
宗介「家、誰も居ないから俺と千秋の二人分だな。ってかこんなに広
 いのに二人だと静かすぎて、なんかそわそわしちゃうな」
千秋「まぁねえ。あぁでも、二人きりかぁ」
宗介「今、何か変な事考えてねぇか?」
千秋「考えてないってば。早くカレー食べよ うよ」
   インターホンが鳴る。
宗介「お?誰か帰ってきた?」
千秋「でも、インターホン鳴らす?この家の誰かなら鍵持ってるの
 に」

〇同・玄関・中(夜)
   宗介と千秋が来る。
千秋「はい、どちら様ですか?」
なつきの声「ち、ちーちゃん開けて」
千秋「なっちゃん?」
   ドアを開ける千秋。
   倒れこむようになつきと紘が入ってくる。
宗介「お、おい、ちょっと」
千秋「ちょっと、どしたの?」
なつき「紘が店に来て、もう酷く酔っぱらっちゃって。ママに言って紘
 連れて帰るから先に上がらせてもらったの」      
千秋「何で、こんなに酔っぱらってるの」
なつき「分かんない。急に飲むスピード早くなってこれ」
宗介「また、酔っぱらいかよ…」

続。

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