宇都宮総合病院で生まれた山口伊織は、赤ん坊の頃、新生児室の窓ガラス越しに初めて兄の山口亮平と出会った。伊織はその時の記憶を鮮明に覚えている。
そんな二人は、小さな窓で繋がれた家で幼少期を過ごした。一枚の小さな窓が互いの生活を見守り、成長を促し、兄妹仲を育むと両親は考えていた。それに加えて、母親の山口みどりは、『兄妹であれば家族であれば何でも分かり合える』と信じる人物であった。
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