クリスマス盛り上げ隊 ファンタジー

暑い夏の日、聡太はバイトをクビになり、7年付き合った彼女に振られ、さらにガスと電気を止められた。そんな彼の家のポストにバイトのチラシが届く。それは、『クリスマス盛り上げ隊、隊員募集』というもの。聡太はヤケクソでそのバイトに申し込むのであった。
上田 貴史 18 0 0 08/29
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第一稿

暑い夏の日、聡太はバイトをクビになり、7年付き合った彼女に振られ、さらにガスと電気を止められた。そんな彼の家のポストにバイトのチラシが届く。それは、『クリスマス盛り上げ隊、隊員募集 ...続きを読む
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暑い夏の日、聡太はバイトをクビになり、7年付き合った彼女に振られ、さらにガスと電気を止められた。そんな彼の家のポストにバイトのチラシが届く。それは、『クリスマス盛り上げ隊、隊員募集』というもの。聡太はヤケクソでそのバイトに申し込むのであった

聡太 バイトをクビになった日に、彼女に振られる。ヤケクソでクリスマス盛り上げ隊に応募する

老婆 バイトの面接官。雰囲気は怖い

小人 クリスマス盛り上げ隊の隊長

酔っ払いのおっさん どう見ても重度のアル中にしか見えないおっさん

1部

(椅子2脚を舞台中央へ)
老婆
(舞台中央右側の椅子に座る)

(ノック音✕2)
老婆
(枯れた声で)
「入っておいで」

(ドアが開く音)

聡太
(舞台袖から出る)
(小声で)
「ババーかよ」


老婆
(枯れた声で)
「聞こえとるよ。さぁ、座りな!」

聡太
(舌打ちをして)
「椅子に乱暴に座る」
(服で汗をふく)

老婆
(ゲラゲラ笑う)
「これは面白い子だ。たしかに社会じゃ使えんだろうね」

聡太
(老婆を睨見つける)

老婆
(また笑う)
「面白いね。このバイトは時給3000円だよ」

聡太
(大きな声で)
「さん、3000円も貰えるのか?時給」

老婆
(ゲラゲラ笑う)
「あぉ、でも住み込みだよ。やるかい」

聡太
(何度も頷く)
「やる、やるよ、やるやる」

老婆
(ニヤッと笑い)
「なら決まりだね。採用だ」

聡太
(一つため息をつき)
「いつから働けますか」

老婆
(何かを企むような顔で)
「今からに決まっているだろう」

聡太
(驚きとキレる感じ)
「はぁー!!そんなん無理だろう。こっちだって」

老婆
(指をぱちんとのならす)

暗転
(聡太のいびき)
(椅子2脚舞台袖へ)
(老婆舞台袖へ)
2部
聡太
(舞台中央で寝転ぶ)

小人
(聡太に近づく)
(大きな声で)
「起きろ!!新入り、点呼の時間だ!!」

聡太
(寝ている)

小人
(イライラして頭をかく)
「あいつ、変なやつ連れてきやがって。まぁ、アイツのことだ。何か見込みがあったんだろう」
(聡太を見下ろす)
「憎たらしいくらい寝てやがる。少し社会ってやつを教えてやるよ」
(指をパチンと鳴らす)

聡太
(慌てたように、さらに熱がって)
「アチアチアチ、なんだよあっちいーな」
(あたりを見渡す)
「ここ、どこだよ」
(パニックになる)
「どこだよ。さっきまで面接してたのに」

小人
(満足気に)
「やっと起きたか、新入り。おまけにあんなのを面接と言えるのは相当頭の中がお花畑のようだな」

聡太
(小人を見て、小さい声で粒やように)
「ちっさ」

小人
(半ギレで)
「聞こえてるぞ、新入り」

聡太
(逆ギレして)
「新入りってなんだよ!ここはどこなんだよ!」

小人
(キレ気味に)
「新入りは新入りだ。ここはクリスマス盛り上げ隊の本拠地だ。住み込みバイトやるって言っただろう?新入り」

聡太
(立ち上がって小人を睨見つける)
「警察呼ぶぞ」
(スマホを取り出し、唖然とする)
「令和にもなって圏外とかあんのかよ、嘘だろう!」

小人
(満足げな笑みで)
「おまえは仕事を終わるまでここから帰れない。まぁ、新入りのガスも電気も止められた独りぼっちの暗闇よりは、こっちの方が楽しいぞ」

聡太
(大きな声で)
「なんでそれを知ってんだよ」

小人
(聡太の手をとり左側舞台袖へ移動)
「仕事の説明をしてやる。来い、新入り」
聡太
小人
(舞台袖へ)

(声のみ)
聡太
「離せよ。イテーんだよ。それに俺は聡太だ!!」

暗転

3部
酔っ払いのおっさん
(舞台中央へ)
(お酒を飲む仕草をする)
「うぇ~」
(さらにお酒を飲む仕草)
「うぇ~」

小人
聡太
(酔っ払いのおっさんに近付く)

小人
(恐る恐る話すように)
「もう、お酒はそのへんにしましょう?」

酔っ払いのおっさん
(お酒を投げるふりをする)

(大きな音を立てる)

小人
(怯える)

酔っ払いのおっさん
(小人に指を差し)
「酒だ!!酒持ってこい!!」

小人
(怯えたように)
「ひぇ、もう、もうそのへんにしましょう?きょ、今日は新入がいるので、お酒はそのへんで」

酔っ払いのおっさん
(聡太を睨みつけて)
「酒でも持ってきたのか?はぁー!!」

聡太
(鼻をつまみ、臭いという仕草をする)
「酒クッサ!!」

小人
(聡太を叩く)
「そんなこと言っては駄目ですよ!!この方を誰だと思っているんですか?」

聡太
(キレ気味で)
「ただの酔っ払いのおっさんだろう。すげー臭い。なんだよこのおっさん。早く仕事の話をしろよ」

小人
(足で舞台を蹴る)
「この方はサンタクロース様ですよ」

聡太
(小人に言いがかり)
「こんな飲んどくれがサンタさんなわけねーだろう。サンタクロースは子どもたちに夢を運ぶおっさんだそ。こんな、廃人まっしぐらな飲んべえがおっさんがサンタクロースなんて、バカも休み休みに言え」

小人
(イライラした声で)
「だ、か、ら。この人がサンタクロース様で、我々クリスマス盛り上げ隊はクリスマスまでにサンタクロース様をやる気にさせるのが仕事なんです」

聡太
(小人と酔っ払いのおっさんを見比べて、大きな声で)
「はぁー!?」

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