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悲しいほどおなかが空いて行き倒れになっていると、仏像様の前で猟師さんが頭を下げている。 雪「もし」 猟「はて、おまはんは」 雪「悲しいことに空腹なんじゃ」 吹雪は二人を包む。 焚き木をすると赤く頬を染める雪女。 猟師の作る料理はうまく、二人は眠くなってきた。 春になるとリンゴは実る 雪「ほれ、くうてみんか」 鶯が彼女の肩に泊る。美しい笑顔は人のようで猟師は胸が張り裂けそうになっていた。
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