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「別嬪さんじゃのお、わしの女になれや」 バラの花束。 磯女は嬉しいが、遠慮する 「うちな、心に決めた人がおんねん。その人としか結婚は考えられへんわ」 組長はサングラスの奥で高笑いした。 「漁師か、いいな。その心意気。ますます気に入った。そいつの釣ったもん、全部わしがはろうちゃる、やから安心せえや」
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