カモナシェアハウス 第十週「T字路」#49 ドラマ

前回のお話です。 https://film-buyer.jp/scenarios/3001
あゆむ。 4 0 0 03/20
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第一稿

〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・千堂孝介
・宮田由香
・村田唯
・古川紘
・長谷川なつき
・聖川琉華
・竹野内亮
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〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・千堂孝介
・宮田由香
・村田唯
・古川紘
・長谷川なつき
・聖川琉華
・竹野内亮

〇ファミレス・店内(夕)
   紘と、コスプレ仲間の孝介と由香で資料を見たりしている。
紘「二人ともありがとう。俺の為に色々と」
孝介「おぉ、別に気にすんなよ。折角声がかかったんだから最高の状態に
 しておきたいじゃん」
由香「でも、紘がコスプレコンテストに選ばれるなんてねえ。ほんと凄
 いよー」
紘「自分でもびっくりしてる」
孝介「優勝したら雑誌にも載るしインタビューとかもあんのかな?」
紘「おいおい、気が早いって…」
孝介「でも勝負はどうなるか分かんないだろやってみないと」
紘「まぁなー(溜息)」
由香「紘、どしたの?折角コンテストに選ばれたのに、何かため息ば
 かりついてない?」
孝介「もしかして緊張してるとか?」
紘「ま、まぁ…」
孝介「えぇ、そんな柄でもないのに?」
紘「ひでぇなぁ。俺だって緊張する時だってあんの。あぁ今日はこの辺
 でお開きにするかぁ」

〇道(夜)
   紘が歩いている。
宗介の声「よぉ」
   ビクッとする紘。
宗介「紘?」
紘「(振り返り)お、おぅ宗ちゃん」
宗介「どした?」
紘「いや、急に声かけられたから」
宗介「そっか。ごめん」
紘「うん、大丈夫」
宗介「今帰りか?」
紘「うん。宗ちゃんは?」
宗介「風呂上がりに、何か喉が渇いたからこれ」
   お酒が入った袋を紘に見せる宗介。
紘「お酒?宗ちゃん飲むの?」
宗介「千秋が飲みたいって言うからさぁ。俺はコーラ。あっ紘も家帰っ
 たら飲む?」
紘「いや、俺はいいや。ちょっと疲れたし…」
宗介「そうか…」

〇シェアハウス・二階・なつきの部屋・前( 夜)
   紘が来てドアノックをする。
   部屋の中からなつきが出てくる。
なつき「あっ紘ー」
紘「ちょっと、いいか?」
なつき「どうぞ」

〇同・同・同・中(夜)
   なつきと紘。
なつき「何かさあ、まだサイン会出来るなんて夢みたいでさあ…さっき
 ノートにサインの練習してた(笑う)」
紘「…」
なつき「サイン会の日、琉華と七ちゃんも来てくれるって。宗ちゃんと
 ちーちゃんは仕事で行けないみたいだからごめんって言ってたけど…
 でも紘が来てくれるってのが一番嬉しいなって思ったりして」
紘「あの、その日なんだけどさ…俺ちょっと行けなそうで…」
なつき「え?」
紘「ごめん」
なつき「そっか…急な予定でも入ったの?」
紘「あのさ、ちょっと前にコスプレのコンテスト出場の連絡が来てさ、
 グランプリ決まるのがなっちゃんのサイン会の日と被ったんだよね
 …」
なつき「ちょっと前って…だったらその時に言ってくれたらよかった
 じゃん…」
紘「言おうと思ったんだけどさ…」
なつき「最初から来る気なかったんじゃん」
紘「そういう訳じゃ…」
なつき「まぁ紘は紘で、コスプレのコンテスト頑張ったらいいじゃん。
 コンテスト見に行けないけど…用事はそれだけ?」
紘「あぁ…」
なつき「じゃあ、僕そろそろ寝るから…」
紘「おやすみ」
   肩を落として部屋を出て行く紘。
   ベッドに倒れ込むなつき。
なつき「嘘つき…」

〇同・一階・リビング(日替わり・朝)
   シェアハウスメンバーが朝食を静かに取っている。
琉華「なんか珍しいなこうやって、皆で朝飯食うのも」
千秋「そ、そうだね」
   紘が醤油瓶を取ろうとするが先になつきに取られてしまう。
紘「…」
   様子が変な事に気付く七緒。
宗介「なんかさ、空気重くない?」
琉華「そうか?」
   ご飯をかきこんでいる琉華。
宗介「朝から、良く食うなぁ…」
琉華「当たり前だろ?俺の仕事、力仕事だから朝飯はちゃんと食っと
 かないと。あっなつきのサイン会今度の日曜日だろ?」
なつき「うん」
琉華「七緒と一緒に行くからな」
なつき「ありがとー」
宗介「俺と千秋はいけないけど…沢山のお客さんが来てくれるの祈っ
 てるよ」
なつき「うん、ありがとう」
琉華「紘は…」
   琉華が言いかけたのを七緒が琉華の袖を引っ張り制止する。
琉華「何だよ」
   首を横に振る七緒。
紘「じゃ俺仕事だから行ってくる」
宗介達「行ってらっしゃーい」
   なつきは黙って朝ご飯を食べている。
   なつきの後姿を見てリビングを出て行く紘。
宗介「俺達もそろそろ準備していくか」
千秋「うん」
宗介「今日、昼団体で予約入ってたもんな。仕込み早めに入った方が
 良いだろ」
千秋「そだね。でも宗ちゃん先に行ってて」
宗介「何で?一緒に行かねぇの?」
千秋「いや、今日は久しぶりにみんな朝揃ったから、片付けとかしと
 かなきゃいけないし」
七緒「それだったら私が片づけておきます」
千秋「え」
七緒「人出はあった方が良いと思います。ここの事は私に任せておい
 て下さい」
千秋「あ、ありがとう…じゃあ準備して行ってくるね」
なつき「ご馳走様ーねぇ七ちゃん僕のもお願いしてもいい?」
七緒「もちろんです」
なつき「ありがとー。じゃ部屋でちょっと仕事してきまーす」
   リビングを出て行く千秋達。
琉華「なんか一気に出て行ったな」
   溜息を付く七緒。
琉華「七緒、どした?」
七緒「何かただならぬ雰囲気が」
琉華「た、ただならぬ?」
七緒「何か悪い予感がします」
琉華「おい、ちょっと…怖い事言うなよ」

〇同・二階・なつきの部屋・中
   なつきがベッドの上で横になっている
   ドアノックの音。
なつき「はーい」
   ドア開け七緒が立っている。
なつき「あー七ちゃん…どうぞ」
七緒「失礼します」
   部屋の中に入る七緒。
なつき「仕事しようかなって思ったんだけど、なんだかやる気が起きな
 くてねー」
七緒「単刀直入に聞きます。原因は紘さんですか?」
なつき「え?何が?」
七緒「なつきさんとはもう長い付き合いですよ…私に隠し事をしてもダ
 メな事位」
なつき「…」
七緒「当たりですね」
なつき「はい」
   × × ×(時間経過)
なつき「なんかさー、結局の所、僕の我儘なんじゃないのかなあって思
 って。それで自己嫌悪に陥って…でも紘のあの優しい顔見たらついつ
 い責めちゃって」
七緒「…」
なつき「サイン会来てくれるって約束破りたくて破ったわけじゃないの
 に…紘だって自分のやりたい事の為に決めた事なのに」
   段々と泣きそうになってくるなつき。
   七緒がゆっくりとなつきの手を握る。
なつき「七ちゃん?」
七緒「大丈夫です」
なつき「え?」
七緒「紘さんは、分かってくれてると思います」
なつき「でも…」
   笑顔で頷く七瀬になつきも頷く。
七緒M「それだけ、紘さんの事大好きなんですね…」
 
〇コスプレ会場・控え室・中
   コンテストに出場してる中に紘がメイクをしている。
   なつきの事を考えている紘。
   孝介と由香が来る。
由香「紘ー準備できた?」
紘「あぁ…」
孝介「おっいい感じに決まってるな。ライバルも多いし出るからには優
 勝決めろよ!」
   紘の肩を叩く孝介。
紘「あぁ…」
孝介「何だよ。元気ねぇな」
紘「んな事無いよ。ちょっと…トイレ行ってくる」
孝介「おぅ」

〇Animetto・控室・中
   なつきが緊張してソファーに座っている。
   唯が部屋に入ってくる。
唯「あら、先生。緊張してます?」
なつき「は、はい…」
唯「もうすぐ、お時間ですからね。まぁまぁ人は来てますよ」
なつき「あ、ありがとうございます」
唯「じゃあ、そろそろ行きましょうか」
   立ち上がるなつきと唯。

〇同・サイン会場
   なつきが描いた本を持った客が集まっている。
   スタッフが出てくる。
スタッフ「それでは、これからNatsu先生が登壇されますので、拍
 手の方をお願いいたします。それではNatsu先生。どうぞ」
   客の拍手を受けながらなつきが恐る恐る出てくる。
   客がなつきを見ると拍手が止まる。
   なつきが客の方を見ると、ヒソヒソとした話し声や好奇な目でな
   つきを見ている表情に見えてくる。
スタッフ「Natsu先生…?ご挨拶を」
なつき「あ、あぁ…どうも初めまして。Natsuです。この度は僕が
 描いた作品のご購入…そしてサイン会に来て頂きありがとうございま
 した。一冊一冊丁寧にサイン書かせていただきますので、宜しくお願
 いします」
   礼をするなつき。

〇『PART7』・中・厨房
   宗介達が仕込みをしている。
亮「どう、皆仕込みの終わりそう?」
雄太「こっちは大丈夫です!」
一樹「ホールの方も大丈夫です」
宗介「俺のとこも大丈夫です」
千秋「こっちも。これで後はお客様が来るだけだね」
亮「お昼貸し切りなんて、ほんと久しぶりだもんね。久々に張り合いが
 出たなぁ」
宗介「ほんと雑誌掲載されてから、お客さん沢山来るようになって嬉し
 い限りですよね」
亮「そうだね。よし少し時間あるし今のうちにお昼でも食べとこう」
一樹「はい」
雄太「戦の前に、腹ごしらえー!」
千秋「ちょっと、その前に皆に話しておきたい事があるんだけどいいか
 な?」
雄太「話?何すか?」
宗介「千秋ー。腹減ってるから手短になー」
千秋「うん…」
亮「何かあったんですか?」
千秋「あのね、宗ちゃんの事なんだけど」
宗介「え?俺?」
千秋「…」
宗介「俺の事なのか?何なんだよ?」
千秋「宗ちゃんは今月いっぱいでここ辞めてもらう事にしました」
雄太・一樹「え?」
亮「はっ?」
宗介「はぁ?何で?」
千秋「宗ちゃんにはフィロメーナに行ってもらおうと思ってるから」
雄太「フィ、フィ、フィロ?」
一樹「あの、オムライス食べに来てた洋食屋の…」
宗介「何で俺がそこに行かなきゃいけねぇんだよ?」
千秋「…」

続。

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