カモナシェアハウス 第十週「T字路」#47 ドラマ

前回のお話です。 https://film-buyer.jp/scenarios/2997
あゆむ。 6 0 0 03/18
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第一稿

〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・三柴雄太
・松本一樹
・古川紘
・長谷川なつき
・風祭時生(50)料理店オーナー
・竹野内亮
・ツバサ

〇シェアハウス ...続きを読む
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〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・三柴雄太
・松本一樹
・古川紘
・長谷川なつき
・風祭時生(50)料理店オーナー
・竹野内亮
・ツバサ

〇シェアハウス・リビング(朝)   
   落胆したなつきが来る。
   朝食を取っている紘、宗介、千秋。
   × × ×
なつき「いつの間にか寝ちゃってたみたいで原稿に涎が付いちゃって
 た…」
千秋「あぁあ…じゃあまたやり直し?」
   うなだれて頷くなつき。
紘「なっちゃん…」
   なつきの頭に触れようとする紘。
千秋「紘!」
紘「えっ?」
   とっさに手を隠す紘。
千秋「仕事、時間じゃない?さっき今日は早いって言ってたし」
   壁に掛けてある時計を見る紘。
紘「やっべ!行ってくる!」
宗介「気をつけてな!」
紘「うん」
   なつきの事が気がかりなまま、リビングを出て行く紘。
   F.o

〇同・二階・なつきの部屋・中(夕)
   なつきが絵を描いている。
   キリのいい所まで済ませ額を手の甲で拭うなつき。
なつき「よし…」

〇同・一階・玄関・中(夕)
   紘が仕事から帰ってくる。
紘「ただいまー」
   なつきが二階から降りてくる。
なつき「あっ、紘ー。おかえり」
紘「ただいま。どう、順調に進んでる?」
なつき「うん。やっとキリがいい所終わったー」
紘「お疲れ」
なつき「なんか、気が抜けて急にお腹空いちゃった」
紘「じゃあどっか、飯でも食いに行かないか?たまには」
なつき「そだねー。ちょっと根詰めすぎたから、少し休憩したいし」
紘「よしっじゃあ行こ」

〇『ブルースカイ』・中(夜)
   カウンターに座って飲んでいる紘となつき。
   カウンター内でお酒を作っているツバサ。
なつき「ママ。ごめんなさい。忙しいのに今日は客で来たりしちゃっ
 て」
ツバサ「何、言ってんの。店の事は気にしなくていいって言ってるで
 しょ!」   
なつき「そう言ってもらえると救われます」
ツバサ「たまには息抜きも必要じゃんねえ~。それで紘が付き合わさ
 れてんの?」
紘「いや、むしろ俺がたまにはって外に出した」
ツバサ「そうなの?紘アクティブだからねえ…んで千秋のとこでご飯
 食べてここに来たって事ね」
紘「そう!!なっちゃん、家で根詰めすぎだからさあ。ちょっと
 は気晴らしさせないとなって」
なつき「そこまでやらないとさぁ…本として出版されるんだし、この
 僕がサイン会も開いてくれるようになったんだよ?頑張らな
 きゃ!」
紘「無理して、体壊したらそれこそ意味なくなっちゃうだろ?」
なつき「まぁそうだけどさ…」
紘「何か俺にもできる事があったら言ってくれよな」
なつき「あ、ありがとう…」
   少し照れるなつき。
なつき「何か、これでもうちょっと頑張れそう」
紘「お、おぅ…」
   二人の雰囲気を感じ取るツバサ。
なつき「でも、ほんと後ちょっとなんだ稿了するの。だから終わった
 らまた何かご飯でも食べに行こうよ」
   笑顔で頷く紘。
   なつきも笑顔で頷く。

〇『PART7』・中・ホール
   お昼時から少し落ち着いた感じの店内。
   また隅の席で宗介が作ったオムライスを食べている客が居る。
雄太「今日も来てるな…安定のオムライス」
一樹「うん…」
   厨房に入っていく雄太。

〇同・同・厨房
   雄太が調理をしている宗介の所へ行く。
雄太「あの、宗介さん?」
宗介「ん?」
雄太「ちょっと見てもらいたい人が」
宗介「見てもらいたい人?」
   厨房から顔を覗かせる雄太と宗介。
宗介「何だよ」
雄太「あの、宗介さんが作ったオムライス食べているお客さん」
   千秋が宗介と雄太の後ろから顔を出す
宗介「ちょ!千秋、重い」
千秋「二人で何してるの?」
宗介「いや、雄太がちょっと見て欲しい人が居るって」
雄太「あの人、宗介さん知ってます?」
宗介「は?知らないよ」
雄太「そうっすかぁ」
宗介「ってか、何なんだよ…俺今忙しいのに」
   戻って料理を作り始める宗介。
千秋「雄太ー。あの人と宗ちゃん何か関係があるの?」
雄太「いや、あの人、最近よく来るんですけど、毎回宗介さんが作るオ
 ムライスなんですよね」
千秋「うん、今のオムライス担当宗ちゃんだからねえ」
雄太「そうなんです。だからもしかして宗介さんの事知って頼んでくれ
 てるのかなあと」
宗介「そんな理由ねぇじゃん。こっちは全然知らねぇのに」
   一樹が厨房へ来る。
一樹「あの…」
千秋「ん?どしたの?」
一樹「宗介さんに、会いたいってお客様が居るんですが…」
宗介「え?俺に?誰?」
雄太「お客さんって、まさかあの、オムライスおじさん?」
一樹「あぁ」
千秋「オムライスおじさんって(笑う)」
亮「宗ちゃんのファンでお礼が言いたいんじゃない?」
宗介「え?俺のファン?(少し嬉しそうに)」
一樹「どうしますか?」
宗介「折角呼ばれてるんなら、行ってくるか…」
   嬉しそうに厨房を出て行く宗介。
雄太「なんかメッチャ嬉しそうですね…」

〇同・同・ホール
   宗介が出てきて、オムライスを食べてた客の所へ行く。
   後から付いて行く千秋と雄太。
宗介「お客様。お待たせしました。お呼びとの事ですが」
   客がナプキンで口を拭き立ち上がる。
男「貴方が、このオムライスを作っているのですか?」
宗介「は、はい…そうですけど」
男「私、こういう者ですが」
   胸ポケットから名刺を出し宗介に渡す男。
宗介「風祭…時生さん」
風祭「はい。私フィロメーナという洋食店のオーナーをやっております
 風祭です」
宗介「はぁ、どうも俺は…ここで厨房で働いてる櫻庭宗介と言います」
   風祭に礼をする宗介。
風祭「これ、櫻庭さんが作ってるんですよね?とても美味しかったで
 す」
宗介「はい、どうも…ありがとうございます」
雄太「あの、何度かここに来てオムライス食べてくれてますよ
 ね?」
風祭「はい。とても美味しくて、何度来ても味も変わらずに最高なオ
 ムライスです」
雄太「宗介さん、良かったですね!」
宗介「お、おぅ…」
風祭「それで、唐突に、申し訳ないのですが、是非うちの店に来てこ
 のオムライスを提供してくれないかと」
宗介「は?」
雄太「えぇ?」
千秋「えっ?」
宗介「ど、どういう事ですか…?」
千秋「引き抜きって事ですか?」
風祭「正直に言いますとそうなります」
千秋「えぇ…」
風祭「是非、検討してもらえないでしょうか?あの…ここの店のオ
 ーナーさんは今…」
千秋「私が、ここのオーナーですけど!」
風祭「あ、そうでしたか…すみません」
   胸ポケットから名刺を出して千秋と名刺交換をする風祭。
風祭「唐突に申し訳ありません。ただうちの店これからは海外展開
 も狙ってまして、是非、櫻庭さんをもっと、当店で仕込ませても
 らってゆくゆくは海外お店の方にも任せていけたらと」
宗介「え?俺が…海外?」
千秋「…」
風祭「もちろん櫻庭さんが希望であればのお話です。将来的に櫻庭
 さん自身でお店を出してみたいとは思ってませんか?」
宗介「はぁ」
風祭「ここで初めてオムライスを食べた時に感動しました。卵の半
 熟具合それがチキンライスと絡まった時の味…素晴らしいです」
宗介「ありがとうございます」
   名刺を見て嬉しそうな顔をしている宗介を見る千秋。
風祭「沢城さん」
千秋「はい」
風祭「本当に、このような突然の申し出で大 変申し訳ありませ
 ん。でも、櫻庭さんと伸びる人だと思ってます。もしこちらで引
 取らせて頂けるようならそれなりの謝礼も、と思っています」
千秋「…」
風祭「櫻庭さん」
宗介「はい」
風祭「是非、ご検討お願いしますね」
   宗介の手を両手で握る風祭。
宗介「は、はい…」

〇同・同・厨房(夜)
   仕事を終え、片付けをしている宗介達
雄太「しかし、宗介さんすげぇっすよねー」
宗介「ん?」
雄太「ゆくゆくは、海外へシェフとして迎えられるお店にハンティ
 ングされたんですから」
宗介「ま、まぁな」
   不機嫌そうに皿を拭いている千秋に気付いていない宗介と雄
   太。
雄太「何か凄くないっすか!この店から世界へ羽ばたく人が出てく
 るかもしれないって!」
   一樹と亮は空気を読んで、苦笑いをしている。
雄太「え?俺、何かヤバい事言ってます?」
千秋「別に」
雄太「ですよね?大丈夫ですよね?」
一樹「(小声で)雄太」
雄太「ん?」
一樹「もう喋るな」
亮「その方が良いね」
宗介「ん?どした?」
雄太「いや、何でもないっす」

〇道(夜)
   仕事帰りの宗介と千秋。
宗介「まさか、俺がスカウトなんてされるとは思わなかったよな
 あ?」
千秋「…」
宗介「なぁ、千秋?」
千秋「う、うん…」
宗介「どした?何か様子が変だぞ?」
千秋「別に…」
宗介「何か怒ってるだろ?」
千秋「別に」
宗介「怒ってるなら、ちゃんと言えよ。千秋はそうやっていつも隠
 すんだよな」
千秋「…」
宗介「もしかして俺がPART7辞めると思ってんの?」
   立ち止まる千秋。
   千秋の肩に手を回す宗介。
宗介「心配するなって。俺辞めねぇから」
千秋「…」
宗介「さっ、帰ろ…」

続。

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