カモナシェアハウス 第七週「暗雲漂いだす」#31 ドラマ

前回のお話です。 https://film-buyer.jp/scenarios/2932 第七週「暗雲漂いだす」 付き合う事になった?宗介と千秋。そんな二人の前に千秋の元カレが現れ そしてホストの琉華の身に事件が起きる。
あゆむ。 22 0 0 02/25
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第一稿

〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・皇潤
・涼風アキラ
・長谷川なつき
・中島英二
・聖川琉華
・乾椿
・ツバサ

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〇登場人物
・櫻庭宗介
・沢城千秋
・星七緒
・三柴雄太
・松本一樹
・皇潤
・涼風アキラ
・長谷川なつき
・中島英二
・聖川琉華
・乾椿
・ツバサ

〇『PART7』・前(夕)
   千秋と英二。
英二「なぁ、俺達またやり直さないか?」
   英二を睨みつける千秋。
千秋「今頃そんな…」

〇同・ホール(夕)
   宗介が来る。
宗介「千秋何やってんだよ…」
   店を出る宗介。

〇同・前(夕)
   宗介が来る。
   話をしている千秋と英二。
宗介「おい、千秋」
千秋「宗ちゃん!」
宗介「店混んだけど…」
   英二を見る宗介。
千秋「ごめん、もう戻るから(英二に)じゃあそういう事で」
英二「分かった」
千秋「失礼します(宗介に)行こう。ごめんね」

〇同・ホール(夕)
   宗介と千秋が来る。
宗介「誰だったんだ?知り合い?」
千秋「いや…ちょっと道聞かれちゃって」
なつき「ごちそうさまでした」
千秋「あぁ、なっちゃんもういいの?」
なつき「うん。じゃあこれお代」
   テーブルにお金を置くなつき。
千秋「はい、どうも」
なつき「じゃ、仕事行ってきまーす」
宗介「行ってらっしゃい」
   足早に店を出て行くなつき。
千秋「…」
宗介「千秋?」
千秋「あ、ごめん…」

〇『ブルースカイ』・中(夜)
   なつきとツバサ。
ツバサ「えっ!千秋の元カレが店に来た?」
なつき「多分間違いないと思う。ちゃんと顔を見たわけじゃないけ
 ど…」
ツバサ「何で今頃来んのよ!」
なつき「知らないよー!僕に言われても…」
ツバサ「ま、まぁそうよね。なつきが知るわけないわよね」
なつき「折角、ちーちゃんと宗ちゃんが付き合う事になったのに」
ツバサ「しかも、元彼から千秋をフッたんでしょ?結婚して子供も
 出来たからって。そんな酷い事千秋にしておいて今更どんな面し
 て千秋に会いに行ったのかしらね」
   雄太と一樹が店に来る。
ツバサ「あーいらっしゃーい」
なつき「ねぇ、ママあの二人にはちーちゃんの事内緒ね」
   目配せして了解するツバサ。
雄太「あぁ、今日も疲れた。ママービール」
ツバサ「はいはい」
一樹「俺もビールお願いします」
なつき「はーい。あら今日亮さんは?」
一樹「彼氏さんが迎えに来てて、帰りました」
雄太「ねぇ、なつきさん」
なつき「何ー?」
雄太「今日、店に来た男の人って千秋さんの知り合いとかですか
 ?」
なつき「え…?」
   なつきを心配そうに見るツバサ。
雄太「その人が来て、一回外に出たんですけど、戻ってきてから何
 か様子が変で…」
一樹「俺も、ちょっとそれ気になってたんです」
なつき「さぁ…見た事無いような感じだったけど…」
   ツバサを見るなつき。
   ツバサが頷く。
ツバサ「アンタ達の気のせいじゃないの?」
雄太「そうなのかなあ…」
一樹「まぁ、ママの言う通りだよ。俺達の気のせいかもしれない」
ツバサ「はい、ビール。乾杯しましょ!」

〇シェアハウス・リビング(夜)
   宗介と千秋が帰ってくる。
   疲れて、ソファーに座る宗介。
宗介「あぁ、疲れたー」
千秋「今日もお疲れ様でした」
宗介「あぁ、もう飯食って寝てぇな…雄太達あれからブルースカ
 イ行ったんだろ?若いよなあ」
千秋「だね(笑う)何か作ろうか?」
宗介「いいのか?」
千秋「うん。その間にお風呂でも入って来たら」
宗介「おぅ、悪いな…」
千秋「ご飯の準備できたら俺も一緒に入るから」
宗介「え!!!一緒?!」
千秋「なぁんてね。冗談だよ」
宗介「じょ、冗談…(引きつりながら笑って)冗談か…」
   千秋も笑っている。
宗介「じゃ、先風呂入ってくる」
   リビングを出て行く宗介。
千秋「ちょっと、からかいすぎたかな…」

〇『STARLIGHT』・外観(夜)

〇同・中(夜)
   琉華が客の女と酒を飲んでいるが、琉華は酔っぱらっている。
女客「ちょっと、大丈夫?」
琉華「あぁ、大丈夫だって。あれ、もうシャンパンねぇじゃん。おいこ
 こにシャンパン!」
   呆れている女客。
   潤が来る。
潤「おい、琉華」
琉華「何だよ。シャンパン持ってきてくれたのか?」
潤「悪い酒の飲み方してんじゃねぇよ」
琉華「うるせぇなぁ」
潤「お前が潰れてどうすんだ」
琉華「潰れてなんかねぇって」
   女客がそっぽを向きだす。
潤「お客様を楽しませるのが琉華の仕事だろう」
琉華「何だよ。俺の接客が悪いって言うのかよ?(女客に)なぁ?
 お前も楽しんでるよな?」
   女客に肩を回す琉華だが、手を払いのけられる。
   別の席で琉華の様子を見て笑っているアキラ。
女客「もう私帰る」
琉華「帰る?何でだよ?シャンパン入れてくれるんだろ?」
女客「入れたって、飲んでるの琉華ばっかじゃない!」
琉華「それが俺の仕事だからだろ!」
潤「琉華!」
女客「最近の琉華変だよ!全然楽しくないし…もう帰るから」
   立ち上がり店を出て行く女客。
琉華「(舌打ちして)んだよ!大して金落とさねぇくせに文句ばっか
 言ってんじゃねぇよ」
潤「琉華」
琉華「何だよ、うるせぇなあ」
   アキラが来る。
琉華「アキラ…何だよ」
アキラ「店の中で…こういう事止めてくれませんか?」
琉華「あ?」
アキラ「もう一度言った方が良いですか?(ゆっくりと嫌味たらしく
 )店の中で、こういう事止めてくれませんか?」
琉華「てめぇな!」
   立ち上がりアキラの胸倉を掴む琉華。
アキラ「俺、間違った事言ってますか?」
潤「二人とも止めろ。お客様が居るんだぞ」
琉華「アキラ、調子こいてんじゃねぇぞ」
   鼻で笑うアキラ。
琉華「てめぇ!」
   椿が来る。
潤「オーナー」
   アキラに殴りかかろうとする琉華の手首を椿が掴む。
椿「そこまでにしとけ」
   椿の手を振り払う琉華。
椿「ちょっと、来い」

〇同・事務室・中(夜)
   琉華と椿が入ってくる。
椿「店で、お前何してんだよ」
琉華「…」
椿「何してんだって、聞いてんだよ!」
琉華「すみません…」
椿「お前、今日は帰れ」
琉華「え…」
椿「それじゃ、仕事にならん」
   俯く琉華。
椿「じゃ、お疲れ」
琉華「…」
椿「琉華」
   顔を上げる琉華。
椿「今のお前じゃ、トップ取れないぞ」
琉華「え、そんな…」
   立ち上がり椿のとこへ行き、腕を掴む琉華。
椿「離せ」
   手を離す琉華。
椿「お疲れ」
   事務室を出て行く椿。

〇シェアハウス近くの公園・前(夜)
   七緒が小走りでシェアハウスへ戻ろうとしている。
七緒「お腹が…お腹が空きました…早く…ご飯…」
   ふと、公園の中を見て足を止める七緒。
七緒「あ…」

〇同・中(夜)
   七緒が入ってくる。
   ブランコで眠っている琉華を見つける。
七緒「不吉なオーラがダダ漏れしてる…」
   琉華の所へ行き、肩を指先で突く七緒
七緒「…」
   もう一度深く押す七緒。
七緒「起きない…(もう一度指で押して、大声で)ドーン!」
琉華「うわぁぁぁ!」
   驚いて目を覚まし、ブランコから滑り落ちる琉華。
琉華「イッてぇ…(振り返り見上げて)何だセブンかよ」
七緒「少しやりすぎました…」
琉華「どしたんだよ」
七緒「それは、こっちの台詞です。何してるんですか?こんな所で」     
琉華「別に…」
七緒「で、何してるんですか?」
琉華「しつけぇなぁ…ちょっと酔い覚まししてたんだよ。飲みすぎたか
 ら」
七緒「そうですか…」
琉華「したら、いつのまにか寝てたんだ。起こしてくれてありがとな」
七緒「いいえ、私は…でもまだ仕事の時間ですよ?」
琉華「今日はちょっと早く上がらせてもらった」
七緒「そうですか。あの…何かありました?」
琉華「あ?」
七緒「何かいつもと様子が違う気が」
琉華「そうか?何でもねぇよ」
   立ち上がる琉華。
   七緒も立ち上がると同時にお腹が鳴る。
七緒「私とした事が…」
琉華「(笑って)セブン、腹減ってんのか?」
七緒「恥ずかしながら…それで急いで家に戻ろうとしてたんですが、琉
 華さんが居るのを見かけて」
琉華「そっか…何か悪かったな」
七緒「琉華さんが謝る事じゃありません」
琉華「俺の事なんか気にしないで、家に帰ればよかったのに」
七緒「そんな…琉華さんを見かけちゃったから声かけずにはいられませ
 んでした。何か(小さく)後姿も淋しそうだったし」
琉華「ん?」
七緒「何でもないです。家に帰りましょう」
琉華「あぁ」
   公園を出て行く琉華と七緒。

〇道(夜)
   琉華と七緒。
   琉華の後姿を見ている七緒。
七緒M「やっぱり、何かあったなあ…」
琉華「あぁ、俺も腹減ったなあ…宗介か千秋が何か飯作ってくれてると
 いいんだけどなあ」
七緒M「でも、今聞くのは…何か違う気がする…」

続。
                    

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