未完成 恋愛

不器用な彼女×女に興味がない彼 ー欲しい言葉、体、なんでもあげる けど、私は何も満たされないー
ぽんた 3 0 0 02/23
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第一稿

<登場人物>
・彼女…性に奔放な20歳。大学3年生。喫煙者。
・彼…主人公と同じ大学に通っている。
   女に興味がなく、ぼっーとしている事が多い。
・元彼…彼女と1年前に ...続きを読む
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<登場人物>
・彼女…性に奔放な20歳。大学3年生。喫煙者。
・彼…主人公と同じ大学に通っている。
   女に興味がなく、ぼっーとしている事が多い。
・元彼…彼女と1年前に付き合っていた。
・エキストラ…友人役など

※N①…彼女のナレーション
 N②…彼のナレーション
◯ファーストシーン(ラブホテル)
・バスローブ姿でたばこを吸う彼女。後ろにいた男が彼女を抱きしめる。
男 「ねぇ、また俺と会ってくれる?」
彼女「うん、いいよ~ねぇ、火危ないから」
男 「俺、まじで本気だから」
N① 「あぁ、うざ。一回寝ただけで本気ってなに。まぁこういう男には…」
・タバコの火を消し、男の頬にそっと手を添え、耳元で
彼女「私も大好きだよ」
N① 「これが一番効く」
男 「ねぇ、もっかいしよ」
彼女「えぇ、明日早いのに」
・男は、彼女の言葉に耳を傾けず、ベッドに押し倒す
N① 「ま、いっか」
・タイトルクレジット「未 完 成」

◯エピソード①「出会い」(大学・昼)
・彼女は、友人と歩いている
彼女「ふぁ…(あくび)」
友達「昨日寝るの遅かったの?」
彼女「まぁ、そんなとこかな」
友達「そーいえば、今日夜、合コンあるんだけど来ない?」
彼女「あぁ、ちなみにメンツはどんな感じ?」
友達「同じ大学で…割とイケメン?笑」
彼女「じゃあ、参加で!」
友達「あんたって本当に面食いだよね」
N① 「まぁ、わんちゃんヤルなら顔が良い方がいいしね」
友達「じゃあ、駅の改札集合で」
彼女「はーい」

(居酒屋)
・男女3人3人で、始まった合コン
全員「乾杯~」
男①「てか、みんな本当かわいいよね」
男②「お前、しょっぱなから飛ばしすぎなんだよ(笑)」
彼女「はは(笑)みなさん、同じサークルなんですよね」
男①「あーこいつは違うんだけど、暇そうにしてたから連れてきた」
・彼は少し不服そうに
彼 「どうも。」
・その瞬間、彼と彼女は目が合う
N① 「あ、かっこいい」
彼 「ちょっとトイレ」
・彼を目で追う彼女

(居酒屋のトイレ)
・彼がトイレから出てくるとそこには彼女が。
彼 「なに?」
彼女「二人で話したいな~って?」
N① 「これ言われて嫌な男はいないでしょ」
彼 「俺戻ります」
・驚いた表情の彼女。彼の腕を掴む
彼女「ちょ、ちょっと」
・強引に彼を壁に引き寄せ、彼の足に自分の足を絡ませる
彼女「ねぇ、いいでしょ」
・彼女がキスをしようとすると、彼は彼女の口を塞ぐように手をやり
僕 「お前、俺の事好きじゃないじゃん」
N① 「え…なにそれ」
・彼は手を下すと彼女は笑みを浮かべる
彼女「あんた面白いね」
・そういった彼女は、彼のポケットから携帯を取り、自分の携帯番号を打ち込む
彼女「これ私のだから。連絡して。」
・そして彼女は、その場を立ち去る。彼女の背中を見る彼。

◯エピソード②『誘い』(彼女の家・夜)
・携帯の着信履歴を見る彼女
N① 「一週間も連絡してこないってどういうこと」
彼女「はぁ…」
・ため息をつき、テーブルにあるたばこを取るが、中身は空。
空き箱をゴミ箱に捨て、コンビニへと向かう
(コンビニの前)
・タバコを吸う彼女。コンビニに入ろうとする彼。
彼女「あ」
彼 「あ」
・彼が足早に、立ち去ろうとする
彼女「ちょっと待って」
彼 「なに?」
彼女「連絡くらいしてくれてもいいじゃん」
彼 「だって用ないし」
彼女「もぉ!やりづらい。アンタ明日ひま?」
彼 「ま、まぁ…」
・彼の言葉を遮るように
彼女「じゃあ、明日駅に10時に来て。絶対だからね。」

◯エピソード③『告白』(駅前)
・駅の電光掲示板の前で待っている彼女。そこには彼が。
彼女「本当に来たんだ」
彼 「いや、来いって言ったのそっち」
N① 「まぁ、そうなんだけど。来ると思ってなかった…」
彼女「じゃあ行こ」

(ショッピングモール)
・買い物したり、ご飯食べたり。ダイジェスト映像にして流す

(外・夕方)
・彼女は背伸びをしながら
彼女「風、気持ちいね」
彼 「うん」
彼女「ねぇ、あんたさ、私と付き合わない?」
彼 「……」
彼女「今まで、私大抵の男の子は落とせてきたんだけどな~(笑)」
彼 「ごめん、タイプじゃない」
N① 「タイプじゃない…」
彼女「ぷはっ(笑)そんな事初めて言われた。じゃあさ、友達になってよ」
彼 「まぁ、それなら」
・彼と彼女の後ろ姿、他愛もない会話をする
N① 「なんでだろう。振られたのに、なんか気分良い。」

◯エピソード④「彼の気持ち」(彼の家・昼)
・二人でテレビゲームをしている
彼女「あぁ、また負けた…もうやめる」
彼 「お前弱すぎ」
・彼女の携帯に着信が。
彼女「誰だろ。ちょっと出てくるね」
・そういって彼女は部屋を出る。磨りガラスから聞こえる声。
彼女「もしもし。あぁ、○○くん!」
N②「あぁ、男か…まぁ、俺には関係ないけど。…今日はもう帰んのかな」
彼女「ごめん、友達からだった」
彼 「そう」
彼女「よし、今日はゲーム勝てるまで帰らない」
彼 「え、友達はいいの?」
彼女「あぁ断ったよ。あんたとゲームしてた方が楽しいし。次は絶対負けないから」
N②「負けず嫌いで子供っぽいとことか、他のやつは知ってるのかな」
・彼女を見つめる彼
彼女「なに」
彼 「別に」

◯エピソード⑤「訪れ」(町中・夕方)
・彼女と彼が他愛もない会話をして歩いていると
元彼「あれ、お前」
彼女「うわ…」
元彼「また違う男かよ。本当誰でもいいんだな」
彼女「私たちはそーいうんじゃ…」
・拳を握りしめる彼女。それを見た彼が、彼女の肩に手を置き
彼 「あの、こいつ俺の友達なんです」
元彼「友達?あぁ、セフレって事か。お前、俺と付き合ってた時も他の男とやってたしな」
・彼女の方に目をやる彼
彼 「まぁ、どうでもいいんだけど。
正直過去の話とか興味ない。俺は今のこいつといんの。…行こ」
彼女「う、うん」
・手を引かれ、その場を後にする

(公園のベンチ・夜)
彼女「さっきはありがとう」
彼 「いや俺はなんもしてないけど」
・二人の間に沈黙ができ、彼女が口を開く
彼女「あのさ、ちょっとだけ私の話していい?」
・過去の回想
N①「私、つい最近まで、本当に男関係ぐちゃぐちゃで。求められる事が嬉しかったんだと思う。当たり前だけど、そこに愛なんてなくて、ただ虚しかった。こんな事やめなきゃいけないって、心のどっかではわかってた。」
彼女「そんな時にあんたと出会った。男友達なんて初めて。」
彼 「…」
彼女「でも、私といるとそーいう目で見られちゃうから、もう会わない…」
・彼女の目には涙が
彼 「お前、ほんと自分勝手」
彼女「え…」
彼 「自分から、俺に踏み込んできて。もう会わない?ふざけんな」
彼女「だってそれは」
彼 「俺は、つい最近まで、友達なんていらないって。めんどくさいって。
   けど、お前と出会って、こういうのもいいかなって思えた。」
・そう言って、彼は彼女の頭にそっと手を置く
彼 「だから、気にすんな」
彼女「……、本当そーいうとこ大好き」
・勢いよく彼に抱き着く彼女
彼 「今日だけな」

◯エピソード⑥「Restart」(彼女の家・昼)
・ベッドに寝転ぶ彼女
彼女「こいつもいらない。こいつも」
彼 「何してんの?」
彼女「いや、男のライン消そうかなって(笑)もう会わないし」
彼 「ふーん」
彼女「わたしには、あんたがいるしね」
・彼をからかうように、抱き着く彼女
彼 「くっつくな。暑い。」
彼女「ねぇ、私の事好きになった?」
彼 「全然。タイプじゃないから」
彼女「残念」
・窓から差し込む太陽の光、揺れるカーテン。
N①「ずっとこの心地良い時間が続けばいいな」
◯エンディングクレジット

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