俺のタイガーリリー ドラマ

小規模なアパレルショップ「アンダーガールズ」で、オーナーがプロデュースしている地下アイドル「タイガーリリー」のTシャツを販売する事になり、ぼやきながら作業をするショップ店員のマキとゆり。
ヤマイズミアツシ 11 1 0 10/24
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第一稿

◯人 物

真奈美マキ(24)アンダーガールズ ショップ店員
後藤ゆり(28)アンダーガールズ 店長

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◯ショップ・ア ...続きを読む
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◯人 物

真奈美マキ(24)アンダーガールズ ショップ店員
後藤ゆり(28)アンダーガールズ 店長

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◯ショップ・アンダーガールズ・店内
 山積みになったダンボールが置かれている。
 真奈美マキ(24)ダンボールをゆっくりと開封する。
 中からブランド物のシャツを取り出すマキ。
マキ「気持ちいい。やっぱコットン100%のこの肌触り最高」
 シャツを作業台に並べるマキ。
 外から後藤ゆり(28)が帰って来る。
 無言で床に座るゆり。
マキ「おはようございます」
ゆり「‥おはよう」
マキ「新しいシャツ届きましたよ。ジャーン」
 シャツをゆりに見せるマキ。
ゆり「あとで見るね」
マキ「値段つけていいすか?」
ゆり「いいよ」
 シャツに値札をつけるマキ。
 ゆり、バックから水のペットボトルを取り出す。
ゆり「頭いたい」
マキ「昨日も飲んだんですか?」
ゆり「うん」
マキ「飲みすぎですよ」
ゆり「オーナーに無理やり飲まされてさ」
マキ「店の?」
ゆり「そう月一の面談」
マキ「オーナーって何やってる人ですか?」
ゆり「外資系のコンサルとかベンチャーとか色々やってるみたい」
マキ「今度紹介して下さいよ」
ゆり「金持ちは面倒くさいからやめときな」
マキ「バチェラー3みたいな感じすか?」
ゆり「それ面白い?」
マキ「Amazonプライムで見れますよ」
ゆり「私アマゾン嫌いなんだよね」
マキ「どうしてすか?」
ゆり「待ってるのダルくない?」
マキ「そうすか」
ゆり「そういえば、今度オーナーがプロデュースしてるアイドルがTシャツ出すらしいよ」
マキ「タイガーリリーでしたっけ」
ゆり「知ってる?」
マキ「知らないです」
ゆり「最近のアイドルってみんな顔一緒じゃね」
マキ「うわー問題発言キター」
 ゆり、ダンボールを開けタイガーリリーのTシャツを取り出す。
ゆり「ださい」
マキ「タダでもいらないっす」
ゆり「それな」
ゆりとマキ、ダンボールの開封作業を黙々と続ける。

◯TV画面
 アイドルグループ「タイガーリリー」が踊っている。

◯ショップ・アンダーガールズ・店内(朝)
 大勢の客で賑わってる。
 タイガーリリーの曲が流れている。
 ゆりとマキ接客対応をしている。
ゆり「タイガーリリーのTシャツはお一人様一枚まででお願いします」
 拡声器を持ち叫んでいるマキ。
マキ「押さないでください」
顔を見合わせるマキとゆり。

<終わり> 

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