タイトル:グランド・ジョーク・ピープル
サブタイトル:面白い人々
脚本・企画:コール
キャラクター:メラン、ハオユー、アレット、エグモント。
♯2 ショービジネスは辛い
次の日、メランは部屋で新聞を読んでいた。
そこにエグモントがやって来る。エグモントは同じ部屋に住んでいる。
エグモント:おはよ、何読んでるんだ?
メラン:漫画だ、チーズ工場シルキーだ。
エグモント:あーあの風刺漫画のやつね。
メラン:そう、その漫画今週で連載終了だって。
エグモント:終わりなの? 面白かったのに。
メラン:そうだな。次の連載はお楽しみって書いてある。
エグモント:へえー、次の連載が面白いのいいな。
メラン:そうだな。
エグモント:そういえば君、今日早起きだね。まだ6時半だぞ?
メラン:まあ今日はショーがあるからね。朝から予習をね。
エグモント:なるほど、僕は仕事するけどうるさくしないでね。
そう言うとエグモントは自分の部屋に戻る。
メラン:わかったよ。
そこにハオユーが来る。ノックもせずにメランの部屋に入ってくる。
テイ:やあ、おはよう。おっ! 珍しく早いなメラン。
メラン:君もね。君は何しに来たんだ? ノックもせずに。
テイ:そう! 聞いてくれ、昨日別れたあとお店に戻ったんだ。
メラン:グッピーに? それで?
テイ:そしたら可愛い子が入店して来て、今日その子とデートするんだ。その子とショー見にいっていいかな?
メラン:僕は大丈夫だ。
そこに部屋から出てきたエグモントが会話に加わる。
エグモント:やあハオユー。
テイ:やあエグモント。
エグモント:なんの話?
メラン:ハオユー今日のショーに女の子連れてくるって。
エグモント:そうなのか? いいな!
テイ:いいだろ? いい子なんだ。また紹介するよ。
メラン:わかった。
エグモントはキッチンでシリアルの箱を棚から取り出す。そこでエグモントは言う。
エグモント:ねえ、メラン。
メラン:ん? どうしたんだ?
エグモント:このシリアル食べた?
メラン:いいや? 食べてないけど?
エグモント:なんかほぼ無いんだよね…… 。
メラン:僕が食べたって言いたいのか? 違うぞ昨日を思い出してみろ。
エグモント:昨日?
メラン:君は昨日の夜どこかに行って帰ってきた、その後シリアルを…… ここまでしか言えない。あとは自分で思い出して見てくれ。
エグモント:とにかく、僕は自分では食べてないぞ! 思い出してみろって、僕は寝ただけじゃないか。
テイ:本当にそうかな?
メラン:太眉のルイス・タンは黙ってくれ。
テイ:はいよ。
そこにアレットが部屋に入ってくる。アレットはこれから仕事なのでレストランの制服を着ている。黄色と白の制服だ。
アレット:おはよ。
メラン:あーもー! なんでみんなノックせずに入ってくるんだ?
エグモント:僕は2~5回ノックする。
メラン:それはしすぎだろ。
アレット:なんでって、ここはそういう場所だから。
テイ:そう、そういう場所。
アレット:ん、そういうこと。
メラン:あっそ。君は昨日のこと思い出したのか?
エグモント:いいやまったく。
アレット:昨日は傑作だったわね!
エグモント:なんだって?
アレット:覚えてないの? あなたベリーダンスもしてたのよ?
エグモント:僕がベリーダンス? そんな分けないだろ?
メラン:いやしたね。
エグモント:全然覚えてない。
アレット:思い出してみるのね。
エグモント:その口ぶりだとなにかやらかしたみたいだな…… 。
アレット:もう行かなきゃ! また夜ね!
アレットはコーヒーを持って仕事に出かけた。
メラン:すごい、忙しいな。
エグモント:パリス・ヒルトンみたいだな。
テイ:言えてる。
エグモントがアレットを軽く貶して笑いの場となる。
彼女は何かとお騒がせ女性だ。そこも魅力的だ。
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