虹の国「南アフリカ」、プレトリアのハットフィールドに住むセダー。仕事はプレトリア・チャルメル大学で旗章学者として勤務している。
──────── ハットフィールドキャンパス、第2教室。
1人の男性が、旗章学を生徒に教えている。
えー、この紋章はベンドという構成で出来てます。
話していると、ベルが鳴る。
では今日はここまで来週は日本の国旗について話すから、勉強しておくように。
生徒たちは話す最中に、すぐに教室からでる。
生徒たちが帰ったあと、学長がやってきた。
やあ、スミス博士。元気かな?
ケントリッジ学長、元気です。なにか用かな?
新しい講師が来た。だから紹介するから学長室にきてくれ。
分かりました。研究室よってから行きます。
そういうと、セダーは教室をでた。研究室に教本を置いて学長室に向かう。向かう途中人の男性に出会った。
やあ、セダー。
やあケビン、君も呼ばれたのか?
まあね、新しい人って誰だろね?
さあね。
ケビン・バッケル、鉱物学博士でIQ179という驚異の人間。昔は地質学を齧っていた。セダーと一緒の「ハット・アルへ・マンション」に住む。
と、そこにもう1人男性に出会う。
やあ、ケビンにセダー。
やあヨハン。
と、セダーが答える。セダーがヨハンに話す。
君も呼ばれたのか?
ああ、新しい人が来るらしいな!
と、元気よく話す。
ヨハンネス・ビスホップ、この男は水産海洋学者で、女性好き。ユダヤ系。親がドイツ系。
セダーとケビンは白人だが、ヨハンは黒人だ。
女性かな? 女性だと、いいな。
と、セダーが話す。
そうだな! ここ女性少ないからな!
ヨハンが答える。
なんで女性だといいんだ?
ケビンは2人に問う。するとセダーが答えた。
それはここが男だらけのはきだめだからだよ!
ふーん。そうなんだ。
3人は学長室につくと、ノックをして中に入った。
そこにいたのは学長と1人の女性。
セダーとヨハンは内心、めちゃくちゃ嬉しい。
来たか、紹介しよう。カレン・ローミンだ。
学長がカレンを紹介する。
カレンよ、よろしく!
カレン・ローミンはまだ博士ではなく修士だ。若く、まだまだ未来がある。仲良くしてくれ。とりあえず…… そうだな、スミス博士君が校舎の案内をしてくれ。
あ! はい! わかりました!
すると、2人を置いてセダーはカレンに校舎の案内をする。
学長室を出ると、すぐ近くにあるのは職員室。ここは職員たちの休憩場となっている。
コーヒーやウォーターサーバー、テーブル、ソファーなどがある。
そこから研究室にいったり、視聴覚室などを案内をした。
ところで、なにを研究してるの?
私は生物学よ。
へー! 生物学か、いいね!
スミス博士は?
セダーでいいよ。僕は旗章学者だ。紋章や国旗を調べてる。
ありがとう! 旗章学者か、珍しいわね。
まあね。今日はこんな感じ、今日はもう閉館だから帰ろう。
そうだ! 今日、夜僕の部屋でディナーどう? ケビンも同じマンションなんだ。あと、ヨハンがくる。
いいわよ! 女の子はいる?
友達のキャロラインがいる。
そうなんだ! じゃあ行く! また夜ね、連絡するわ。
わかった! またね!
と、生物学研究室で別れた。今夜は友達と新しい女性のカレンと食べることになった。
セダーは一目みてカレンを好きになってしまった。
夜はマックを買って行くことにした。
仕事を終え、セダーとケビン、ヨハンはセダーのマンションに帰った。
セダーとケビンはお隣さんだ。その隣にキャロラインの部屋がある。このマンションは5階建てでセダー達は4階だ。
セダーは401号室、ケビンが402号室、キャロラインが405号室でセダーの向かいにある。
セダーたちが部屋に入ろうとした時、丁度キャロラインにあった。キャロラインも仕事終わりで帰ろうとしていた。
キャロライン・ウォトソン。このマンション近くにあるカフェで働く女性で、ウェイトレスをしている。比較的静かな女性。
愛読書が「青い鳥」だそうだ。金髪の可愛らしい女性。
この後、キャロラインを含め夜ディナーをセダーの部屋ですることにした。
歓迎会とようなディナーになるだろう。
その後、部屋で3人は話をする。セダーが先に話す。
そういえば、バンブルビーみた?
いやまだだ。バンブルビーどうだった?
と、ヨハンが言う。
それはネタバレ含む?
いいや。あらすじだけ。
そこにケビンが言う。
あれ面白いよね! 最後にゴールデンゲートブリッジを望む丘で2人は感傷的な別れを遂げるけど。あれは悲しい気持ちになったよ。
おい! なんで言うんだよ! 最後の結末を! 俺観てないんだぞ!
と、ヨハンはケビンに怒った。
いいじゃないか、始めと中間は言ってない。
まあまあ、もうカレンが来るからとりあえず紳士に振舞ってくれよ。
お前、あの子好きだろ。
と、ヨハンがセダーに聞く。
は? なに言ってんだか? でも可愛いよな、僕の子産んでほしい。
それはキモイ。
そこにキャロラインが部屋に入ってくる。
お疲れ様、みんな。お待たせ。ん? なんでそんな笑顔なの? セダーは。
何も無いよ。
と、セダーは答える。
そこにノックする音が聞こえる。
来た! いいか? 紳士にだぞ?
と、言った後にセダーは扉を開ける。ノックの主はカレンだ。
セダーはカレンを招きいれた。
愉快なディナーの始まりだ。
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