背負う~僕は自転車に乗れない~ ドラマ

少年は手紙を認める。それは宛名の人物へか、はたまた過去の自分へか。
長森 要 4 0 0 06/20
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第一稿

「背負う~僕は自転車に乗れない~」

登場人物
・少年(19):大学2回生。



◯少年の部屋

机の上、スマホと筆箱と封筒、3万円が置かれている。

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「背負う~僕は自転車に乗れない~」

登場人物
・少年(19):大学2回生。



◯少年の部屋

机の上、スマホと筆箱と封筒、3万円が置かれている。

少年(19)、手紙を書いている。

その目は微かに曇っている。

少年 「」

書き終える少年、手紙を折る。

封筒を手に取り、宛先を確認する。

封筒に手紙と3万円を入れる少年。

スマホが鳴る。画面には「お母さん」。

少年 「はい。うん元気。え、どうしたの。あ、今から出るとこ。今日は授業昼からだから」

少年、リュックを持って荷物を詰める。

封筒を手に取る少年。

少年 「あ、うん、書いた。郵便局も寄ってく。…大丈夫。これからはちゃんと自分で出したいから、うん」

少年、封筒もリュックに入れる。

少年 「…そうだね、年末は帰る。あ、あと成人式だ。10日だっけ…わかった、じゃあ」

少年、電話を切って、外へ出ようとする。

少年 「あ、定期…」

少年、パスケースを探して手に取り、リュックを背負う。

少年 「」

少年、外へ出る。

(了)

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