男子高校生の無為な一日 日常

 そこら辺に居る普通な高校生、畑中智也(ハタナカトモヤ)と伊藤裕彦(イトウヒロヒコ)は放課後、暇であった。漫画を読みテレビゲームをし、夏休みになれば宿題に追われる日々。 この物語は、そんな彼等が全く成長しない物語である。
能登 鮎令 出没地:なろう/マグネット/カクヨム 15 0 0 05/19
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第一稿

「登場人物」
 畑中智也(17) 近所の高校に通う男子高校生、帰宅部で成績は下から数えた方が早い。童貞
 伊藤裕彦(17) 畑中と同じ学校に通う男子、同じく帰宅部だが成績優秀。 ...続きを読む
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「登場人物」
 畑中智也(17) 近所の高校に通う男子高校生、帰宅部で成績は下から数えた方が早い。童貞
 伊藤裕彦(17) 畑中と同じ学校に通う男子、同じく帰宅部だが成績優秀。童貞
 畑中の母(30~)名の通り畑中の母、時々おやつをくれる。

◇畑中の家(和室)
 大きな蝉の鳴き声

伊藤「畑中ぁ…」
 横たわって漫画を読んでいる、漫画にはスカートからパンツが見えているコマ
畑中「どーした」
 勉強机に向かって勉強中
伊藤「パンツってさ、チラッと見えるからいいんだよな?」
畑中「……そーだな」
伊藤「でも今朝さ、風でスカートめくれてる女子見たんだよ」
畑中「ほー……何色だった?」
伊藤「黒だった、っていうかなんか履いてたみたいなんだけどさ」
畑中「いーじゃん、見えたんならそれでラッキーじゃん」
伊藤「でもさ、どうしてかあんまり嬉しくなかったんだよな」
畑中「……ブスだったんだろ」
伊藤「いいや、顔は良かったんだよ、綺麗系でスタイルもいいし」
畑中「伊藤、お前はそんなに贅沢な奴だったか?」
伊藤「そうだったのかなぁ……」
畑中「俺だったらその場で嬉しさのあまり下半身裸で逆立ちしながらマラソン大会しちゃうね」
伊藤「お前そんなに不幸な人間だった?逆立ちはまだしもマラソン大会はやべぇだろ」
畑中「そうかなぁ」
伊藤「そーだろ」
 少しの間沈黙
畑中「それで、なんでお前は嬉しくなかったんだ?」
伊藤「……あー、多分最近めっちゃパンチラ見るからかな~って」
畑中「……何?何アピそれ?パンチラ充アピ?」
伊藤「パンチラ充ってなんだよ、パンチラ位学校前の坂道で幾らでも見れるぞ」
畑中「まじか、明日から俺もそっちから行こ」
伊藤「おう来い、ほぼ毎日見えるから」
畑中「楽しみじゃ~ん」
 沈黙
畑中「……それで、お前はパンチラ見飽きたって事を伝えたかった訳?」
伊藤「そうそう、俺パンチラ見飽きちゃったのかな~って。どうすればいいと思う?」
畑中「どうすればって……パンチラ禁すればいいんじゃね?」
伊藤「なんだよパンチラ禁って、視界に入るんだから禁止できないだろ」
畑中「下向いて歩けよ」
伊藤「やだよ、女子のパンチラ見えないじゃん」
畑中「だからそれを禁止すりゃいいって」
伊藤「はぁ~……」
畑中「なんだよ」
伊藤「もう俺にはあのドキドキ感は味わえないのかな~」
畑中「まぁしょうがないんじゃね?何だって毎日見てりゃ飽きるべ」
伊藤「だよな~」
 沈黙
畑中「あ~集中できない」
伊藤「どうした?関数なんてそんなに難しいモンじゃないだろ」
畑中「いや~難しいね、コレ生み出したヤツ大したもんだわ」
伊藤「まぁ適度な休憩大切だからな~」
畑中の母「トモヤ~、おやつあるから~」
畑中「っしゃ~休憩~」
伊藤「久しぶりのおやつきたこれ~」
 机から離れる畑中、ノートにパンツの形のグラフ一つ。
 漫画を開いたまま置く伊藤、最初のページから進んでいない。

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