ボケA ツッコミB
掴みはご自由に
B「やっぱりまだ若者ですから、東京デートとか憧れるんですよ。今日漫才それやっていきたいのでよろしく願います」
A、まぁまぁといいつつコント漫才に移ろうとするBを押える
B「な、なんですか」
A「東京デートは、僕らのレベルが足りないから参加出来ないイベントです。僕らのレベルなら…男二人東京ぶらり放浪旅ぐらいなら攻略できる」
B「なんでそんなネトゲみたいな価値観…まぁ分かりましたよ」とコント漫才へ
B「いや東京来ましたね。まずはスカイツリーから行こうか。やっぱ都会来たらね、高い場所行きたいからさ」
A「確かにこれぐらい大きいもんね」
と、手を横に広げる
B「スカイツリー横幅で勝負してねえよ。横幅に関してはファミマにすら負けるんだから」
A「…何か港区すら嫌になってきたな」
B「なんで急に」
A「いやまぁ検索してはいけない言葉ランキング634位にあったんだけどさ」
A「大阪の道頓堀に飛び込むバカクソゴミクソ便所コオロギいるじゃん」
B「そんな言わなくても」
A「道頓堀の川は、港区の空と繋がってて、港区の真っ白の塔にその便所コオロギズが突き刺さって、その死体の返り血を浴びるっていう」
B「…そんな東京タワーの都市伝説初めて聞いた。しかも東京タワーの癖に順位の634がスカイツリーの高さだし」
A「いやもうやめましょう港区は。浅草にしよう浅草」
B「浅草なら行けると踏んでるのもよく分からんけど…」
A「はい行きますよ!(と、両足を上げて飛ぶ)はい着きました~浅草ですけどね」
B「何か知らない方法でワープしたことになってるんだけど」
A「よくあるじゃん、バラエティーで」
B「なんかどっちかって言えば大縄跳びみたいな感じだったけど…」
A「あ、見てくださいよあそこに半分裸の男の人が引き車引いてる」
B「浅草のタクシーと言ったらね」
A「前半身裸で寒くないのかな」
B「…前半身!?」
A「身体の半分前がすっぽんぽんっていう」
B「見る痴漢じゃねえか!やだよそんなの男も女もやりたがる人いないだろ」
A「ちょ!不味いって!」とbの口を塞ぐ
B「今度は何だよ!」
A「いや自分の性が男女で判別出来ない人だっているわけじゃん!」
B「変なとこで社会的だな」
A「昨今人を傷つけない笑いが求められてる中でそんな無神経な漫才してたらダメだよ」
B「…間違いなく道頓堀に飛び込んだ人は傷付いてると思うけどな」
終わり
コメント
コメントを投稿するには会員登録・ログインが必要です。