歯がっ! コメディ

魔法少女と歯医者と変なものが出てきたら【10枚シナリオ】
ホシタマキ 47 0 0 03/31
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第一稿

登場人物


羽尾忍(35) 現役魔法少女

魔法少女・忍(14)

羽尾守(25) 歯科医師

子供の頃の羽尾守(10)

カガミ(?) 変身アイテム

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登場人物


羽尾忍(35) 現役魔法少女

魔法少女・忍(14)

羽尾守(25) 歯科医師

子供の頃の羽尾守(10)

カガミ(?) 変身アイテム

ホール(?) 魔物

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〇開けた場所(夜)

カガミ「忍!もっと早く動いて、押されてる!」

魔法少女・忍(14)(以下「魔忍」という)M「力が入らない…今日寒すぎない?」

カガミ「来るよ!来るってば!打って!」

魔忍「間に合わないよカガミ!」

カガミ「聞いてる!?」

ホール「(叫ぶ)」

魔忍「展開、あそこの丘までシールド…!って…うっ(頬をおさえる)」

カガミ「聞いてないよね!?」

ホール「(広がって分裂)」

魔忍「こいつどこまで増える気?」

魔法少女・忍は巨大な鍵を召喚して、ホールに切りかかる。

魔忍「よいしょー!」

ホール「(悲鳴)」

魔忍「うわっ」

カガミ「おい!」

魔忍「またか…(頬をおさえる)」

カガミ「さっきからなんなの?顔ばっかり!」

魔忍「う…は…」

カガミ「は?」

魔忍「歯痛い…」

カガミ「おいー!」

ホール「(襲ってくる)」



○羽尾歯科医院・部屋(夜)

羽尾守(25)「(書き物をしている)はぁ…人生…」

SE「ドスンッ」

守「?」

魔忍「お邪魔してまーす」

守「!?」

魔忍「すいません、歯の治療をしてもらいたいんですけど」

守「え、いや、あの、どっから」

カガミ「開けて入ったに決まってんじゃん」

守「しゃべった!?」

魔忍「いいからいいから、あの、歯を!急いでるんです!」

守「ちょっと待って!展開がおかしいです。もう診察終わってるし、こんな時間に君のような」

カガミ「だから開けて入ったんじゃん」

守「鏡はちょっと黙っててくれる!?」

魔忍「時間がないんです!あたし痛くて戦えないんだってば!早くして!」

守「だから待って混乱するから待ってくんない?えーと、それはコスプレ?」

魔忍「守秘義務です。契約違反になるから」

カガミ「…ふん」

守「(イライラ)空いてるシートに座ってください!」



○同・診察室(夜)

守は歯式のシートを持ちながら、忍の口の中を見ている。

守「これは、虫歯…じゃなくてなんかこう、黒いんですけど」

魔忍「…」

守「いや、何だ、動いてる!?君、これ、歯磨いてる?」

魔忍「(噛んで)磨いてますよ!」

守「ちょっと、いきなり口閉じないで!」

魔忍「あのねあたしは!…とにかく、歯、抜いてくれませんか」

守「ウチは抜く治療じゃないんですけど!基本的に!」

魔忍「口コミ良かったじゃん!あなたの病院でしょ!」

守「!!」

魔忍「痛いし、分かったでしょヤバいの!」

守「確かにヤバそうだけど、でも…」

魔忍「いい?抜かないと死ぬわよ、あなたとあたし」

守「!?」

魔忍「見たでしょ、ホールって言うの!さっきあたしが戦ってきたの。それが外にも歯にもいるの。いつ侵食されてもおかしくないの。抜かないと、戦えないの!」

守「どこかで…」

魔忍「早く、麻酔して」

守「…」



○同・部屋(夜)

守は手術の準備を始める。

守「なんなんだ全くこの流れ!腹減ってんだこっちは!」

魔忍「何か言いましたー?」

守「あの子………歯茎、ババアだったな」

SE「ガタッ」

守「!!」

ホール「(襲ってくる)」

魔忍「守!!」



○(回想はじめ)暗い場所

子供の頃の羽尾守(10)(以下「子供守」という)「うっ…うっ…人形なんかじゃない。俺はアイツの人形じゃないもん。……いつか復讐しないと」

ホール「(近づいてくる)」

子供守「あんな親なんか…!うううっ」

ホール「(襲ってくる)」

子供守「!!」

魔忍「(守の前に立ち、ホールを遮る)」

(回想おわり)



○(夢はじめ)別次元

守「!」

羽尾忍(35)「気が付いた?」

守「!?……忍姉さん?」

忍「ああ、そうね、えっとー、女の子イコールあたしよ」

守「へあ!?」

忍「ま、変身してないときはこんな感じよ。あとねー、あたしたぶん死んだかも。」

守「…姉さん、歯科医にかかってないだろ」

忍「だってさぁー、歯医者嫌いなのよね。てか怖くて」

守「…」

忍「歯医者に『歯医者怖い』なんて、馬鹿みたいでしょ。親があんなだったしねぇ」

守「俺は、自分の意志で歯科医になったんだ。もう言いなりじゃないよ」

忍「あんた優しいから」

守「母さんのこと…姉さんは家族を捨てて逃げただろ」

忍「あんたのことは守ってたのよ。知らないと思うけど」

守「…」

忍「あんたが恨めば恨むほど、ホールはあんたを追ってたの。だから、あたしが倒すしかなかったのよ」

守「…」

忍「まだ恨んでるんでしょ?でも、あたしも未熟だったわけね、歯にホールがとりつくなんて」

守「俺は…」

忍「歯医者は怖いんだけどさ、あんたの力を貸して欲しかったの。て、遅いかぁー、走馬灯見てんだもの」

守「俺は、歯科医やりたくてなったから。親の人形じゃない。一人でも、綺麗な歯にしてあげたいから…」

忍「期待してるわよ、守」

守「…」

忍「自分の人生を生きなさい」

(夢おわり)



○羽尾歯科医院・部屋(夜)

室内はホールに侵食され、どす黒くなっている。その中に魔法少女・忍と守が倒れている。

守「俺は………あんたの歯、抜かずに死なせてたまるかあああ!」

守は麻酔の注射、メスや抜歯鉗子を取り出し、忍の歯を抜く。

守「(肩で息)」

カガミ「ば、爆発する!?」

守「ば……え!?」

カガミ「歯が…ま、まぶしい!」

守「姉さんの歯茎、いい歯に恵まれたな」

ホール「ウオオオオオオオオ」

守「受け取れ!これでもう恨みっこなしだ!」

守はホールに忍の歯を投げつける。

SE「(爆発音)」



○同・焼け跡(夜)

魔忍「!」

守「死んだかも、じゃねーよ」

魔忍「…」

守「自爆しようとしただろ?歯で」

魔忍「…」

守「勝手に死ぬなよ」

魔忍「言うな!気持ち悪い!」

守「俺まで死ぬとこだったんだぞ!」

魔忍「さっさと逃げりゃ良かったでしょ馬鹿!(行こうとする)」

守「姉さん、その鏡、俺に譲る気ない?」

魔忍・カガミ「!?」

魔忍「やりたくてなったんじゃないの?歯医者」

守「今まで、ありがとう」

魔忍「はー。いらんいらん!あんたに守ってもらう気はなーい!」

守「ちげーよ!」

魔忍「あたしね、今度結婚すんの!」

守「は!?」

忍「(変身を解いて)くれてやるわ」

カガミ「えー!?」

忍「(守にカガミを渡す)はい、がんばって。あんたの人生だからね」

カガミ「は!?やめろやめろー!!」

忍「(焼け跡を見て)これどうする?」

守「明日休診日だし。なんとかしとくよ。あー、腹減った」

守の体は夜空の下で光輝く。



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