タイトル:グランド・ジョーク・ピープル
サブタイトル:面白い人々
ジャンル:シュチュエーション・コメディ
脚本・企画:コール
♯1 ショービジネスは辛い
レストラン「クラロンズ」、ソファーテーブルに3人の男が座って、話している。
メラン:明日、僕のショー来るか!? アーリントンのべアン講演会場でやるんだ!
テイ:ショーだって? ついに講演会場でやるのか。
エグモント:そのショーって、なにをするんだ?
メラン:腹話術…… 。
エグモント:腹話術だって? 君たしかコメディアンじゃなかったけ?
メラン:おしい! レーザーマンだ。
と、そこに女性のウェイターが注文を取りに来た。
アレット:おはよ! 何にする?
メラン:アレットおはよう。僕はコーヒーとターキーサンドイッチ。
エグモント:僕はサンドイッチだけで。
テイ:俺は野菜とサンドイッチ。
アレット:はい、畏まり。
このアレットはメランたちの友達だ。このレストランで働いている。
茶髪のロングヘアの女の子で、ルイジアナ州出身。
エグモント:あいつ、ウェイターなのに言葉悪いよね。
この男は、メランの友達エグモント・バルリング。ユダヤ系アメリカ人で、ラテン語講師をしている。
修士号留まり。ブロンコのタイ・ハーディンの髪型に似ている。この中で1番頭はいい。
メラン:出会った時からあんな感じだったよ?
テイ:たしかに、おっとまずい、こっち来た。
と、テイはその場から目をそらす。注文の料理をアレットが持ってきた。
このテイという男はテイ・ハオユー、中国系アメリカ人。母がアメリカ人、父が中国とアメリカのハーフだ。みんなはテイでは無くハオユーと呼ぶことが多い。仕事は「グッピー・マスクショップ」、ウイルスが広まり、マスクショップの店長をしている。
オーナーはブロディ・アンダーソン。
アレット:はい、どうぞ。まずはハオユーとエグモント。
メラン:僕のは?
アレット:あのね、3つ同時に運べないの。何しろ手が2つしか無いもので。待っていただけるかしら?
メラン:わかった。
アレットは1時厨房に戻った。その5分後にメランのサンドイッチとコーヒーを運んできた。
アレット:どうぞ、メラン。
メラン:ありがとう。ところでアレット、明日空いてる?
アレット:明日? なんで?
メラン:明日、べアン講演会場で僕がショーをやるんだ。
アレット:へー! 凄いじゃない! 何時から?
メラン:夜の19時だ。タイムテーブル的には10分から僕のショーだって。
アレット:それなら行ける! 明日仕事が17時に終わるから。どんなショー?
メラン:腹話術だよ…… 。
アレット:腹話術か。
メラン:なにか言いたげだな、アレット。
アレット:いいえ、何もない。明日ね! あ、今日部屋行くわね。
メラン:分かった。
アレットは仕事に戻る。
テイ:お熱いことで。
メラン:辞めてくれ。
メランとアレット、出会って1年。少し複雑な関係でもある。
そして、明日の夜は腹話術のショーだ。メランはパペット人形の「茶髪のトミー」と共にショーへ出る。
メランは腹話術に関しても複雑な気持ちだ。
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